ターンオーバーの乱れとニキビの関係とは?厚い角質が毛穴を塞ぐ

2016年9月23日

ターンオーバーとは?

私達の肌は潤いや防御機能を保つために一定周期ごとに再生を繰り返しています。この新陳代謝のような肌の生成機能をターンオーバーや肌周期と言います。ターンオーバーを理解することはニキビ対策には重要なポイントになります。

皮膚は大きく分けると、表面から順に、「 表皮 」「 真皮 」「 皮下組織 」という3層の構造をしています。肌表面の表皮はとても薄く0.7mmほどしかありません。さらに表皮も「 角層 」「 顆粒層 」「 有棘層 」「 基底層 」 の4層からできています。

表皮の細胞は、一番下に位置する基底層で作られ、途中の層で栄養を補給しながら徐々に表面へ上がってきます。下から押し出される古い角層は垢となって剥がれおちます。こうして肌は常に健康な状態を保っているのです。

ターンオーバー周期は約28日

ターンオーバーの1周期は若いころで約28日で、年齢とともに伸びていくことが分かっています。あるデータでは40代になると20代の頃の倍近い日数がかかるようになるそうです。

ターンオーバーの乱れとニキビの関係は?

表皮には、肌の水分を保持することや、異物の侵入や紫外線をカットするバリア機能などの役目があります。表皮で分泌される皮脂と汗は皮脂膜を作って天然のクリームのように肌を守っています。また、皮脂を食べて分解する常在菌は、肌を弱酸性にして他の細菌や雑菌の侵入を防ぎます。肌を弱酸性に保つには皮脂膜の状態も大切になってきます。

ターンオーバーの周期が早いと

ターンオーバーのリズムが崩れ、周期が早まると不完全で質の悪い角質が作られ本来の機能を十分に果たせなくなります。未熟な角質をどんどん積み上げて過角化や角質肥厚といった状態になりやすくなります。

ターンオーバーの周期が遅いと

また、周期が遅いと本来剥がれるはずの角質がとどまってしまう貯留角化と呼ばれる状態になります。このような角層は固着性で剥がれにくく、やはり角層が厚くなってきます。

厚くなった角層が毛穴をふさぐ

真皮にある毛包で分泌された皮脂は皮膚表面の毛穴から排出されていきます。ところが、厚くなった角層が毛穴を塞いで皮脂が溜まると白く盛り上がってきます。これが初期のニキビの状態です。皮脂が溜まると肌の機能を維持していたアクネ菌が増殖してニキビが悪化してきます。

ターンオーバーが乱れる原因とは?

ターンオーバーが乱れる原因はさまざまで、主なものとしては

  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • ターンオーバーに必要な栄養分不足
  • 水分の摂取不足
  • 飲酒
  • 喫煙
  • 紫外線
  • ストレス

などが挙げられます。

睡眠と成長ホルモン

成長ホルモンには肌のターンオーバーを促す働きがあります。睡眠により成長ホルモンが分泌されることでターンオーバーが活発になります。また、肌の水分を保っているセラミドやNMFもこの睡眠中のターンオーバーの過程で作られています。この成長ホルモンが分泌されやすい時間帯が夜の10時から翌2時であることから、肌のゴールデンタイムと言われているのです。

運動不足

運動不足は新陳代謝を低下させターンオーバーが正常に行われなくなってきます。

栄養分不足

ターンオーバーに必要な栄養分は、基礎代謝を上げるタンパク質やビタミン類です。 ビタミンは、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE、ビタミンAなどです。

中でも重要なのがビタミンB2で、肌の再生力も維持されますので、不足はさせてはいけません。 これらの栄養素を含む食事をとるようにして、足りない分はサプリメントなどで補います。

水分不足

体に取り入れる水分の量が少なくなると、老廃物を体外に排出できなくなり代謝が悪くなります。 ですので、水分不足も肌のターンオーバーが正常に行えなくなってきます。

飲酒

お酒はビタミンB1を消費します。また、眠りが浅くなったり飲みすぎで睡眠が不足しやすくなります。

喫煙

タバコを吸うことで、ビタミンCやビタミンEを大量に消費してしまいます。

紫外線

紫外線を浴び続けた肌は防御機能が働いて角質を厚くします。

ストレス

ストレスによるホルモンバランスの乱れも、ターンオーバーに影響します。前述したお酒や喫煙は無理にやめると、かえってストレスになることがありますので調整が難しくなります。

こういった事柄に気をつけて肌のターンオーバーを正常に戻すことができれば、 より肌はきれいに生まれ変わることができるようになってきます。

ピーリングによるターンオーバーの促進

角質はターンオーバーによって、一定の周期ごとに肌から剥がれては再生を繰り返しています。剥がれにくくなっている古い角質や角栓を剥がすことによって、新しい角質が作られてきますからターンオーバーが促進されます。 この角質を剥がしたり落としたりすることをピーリングと言います。 ピーリングにもいろいろあり、自分でピーリング効果のある洗顔料を使ったり、 エステや皮膚科で施術してもらう方法などがあります。 角質の剥がしすぎはかえって角質を厚くしかねませんので、できるだけ皮膚科やエステなどでやってもらったほうがいいと思います。

まとめ

私達の肌は潤いや防御機能を保つために一定周期ごとに再生を繰り返しています。この肌の生成機能をターンオーバーと言います。健康な20代の若者ならターンオーバーの周期は28日程度です。この周期は加齢とともに長くなって肌の老化が進んできます。

なんらかの要因によってターンオーバーの周期が乱れてくると、肌の表面にある角質が厚くなってきます。この角質が毛穴を塞いでしまうことがニキビの直接的な原因となります。また角質の異常は、肌の潤いを無くしバリア機能も低下させるため、正常なターンオーバーに戻すことが重要になってくるのです。