エタノール入りの化粧品がニキビに与える影響について

2017年1月13日

化粧品に含まれるエタノールはアルコールのことを言いますかが、
「アルコールフリー」などと表示があることも多く
アルコール成分が肌に悪いような印象をもたれることもあるかと思います。
アルコールが化粧品に含まれている理由には様々なものがあり、
ニキビにとっても殺菌消毒作用などいい面もあります。

エタノールとは?

エタノールはアルコールの一種でお酒など飲用に使われている
アルコール(エチルアルコール)と同じものです。
アルコールには燃料などに使われるメチルアルコール(メタノール)などもあります。
飲用のエタノールは酒税がかかりますので化粧品などでは
飲めないアルコールを加えて税金がかからないようにしています 。
薬局などで売られているエタノールには無水エタノール(無水アルコール)と
消毒用エタノール (消毒用アルコール)があり
消毒用エタノールの方が殺菌効果が高くなります。
また防腐剤に使われるフェノキシエタノールなども
エタノールと名前につきますが全く違う成分です。
そのため化粧品にフェノキシエタノールが含まれていても
「アルコールフリー」と表示される事があります。

化粧品にエタノールを含む目的

化粧品にエタノールを混ぜる目的としては使用感を良くしたり、
殺菌消毒作用で菌の繁殖を抑えて成分の劣化を防ぐ目的などがあります。

使用感

エタノールは熱を奪う効果がありますので
使用した時にすっきりした爽快感が得られます。

殺菌消毒効果

エタノールは細菌の繁殖を防ぐ効果があり防腐目的でも使われます。
パラベンフリーなど防腐剤のパラベンなどを使わない時にも
エタノールが含まれてることが多くなります。
水分が多いものは腐りやすいため、
何らかの防腐効果のある成分が必要になります。

汚れ落とし

エタノールは消毒と共に化粧や皮脂などの油を溶かし
肌の残留物を取り除く効果もあります。
そのため肌を清潔に保つ拭き取り化粧水などにも適しています。

収斂作用

エタノールの収斂作用によりタンパク質を変性させ
肌を引き締める効果が得られます。
また収斂作用があるため鎮痛や止血などの作用もします。

可溶化特性

エタノールには水に別の成分を溶かせて
混ぜ合わせる可溶化剤としての特性もあります。

エタノールのニキビへの効果

エタノール入りの化粧品はニキビにも有効です。
特にエタノールの殺菌消毒の効果が、
ニキビの原因になるアクネ菌の増殖を抑えるために有効に働きます。
ニキビの患部周りを清潔に保つためにもエタノールは効果的です。
またマラセチア菌などの真菌にも弱いながらも効果はあるとされます 。

エタノールの肌やニキビへのマイナス点

エタノールがアルコールフリーなどと敬遠される理由としては、
肌への刺激の強さやエタノールに対するアレルギー反応などがあります。

肌への刺激

エタノールは肌につけるとヒリヒリしたりしみることがあります。
家庭用の消毒剤のマキロンにもエタノールが使われていますが
傷口などにつけた時のしみる感覚がそうです。
乾燥肌や敏感肌の人にはエタノールは刺激が強く
肌を荒らしたり赤くなったりすることがあります。

乾燥しやすくなる

エタノールを使うと肌の水分を蒸発させ
角質層内の水分を奪って乾燥しやすくなります。
肌の乾燥が長く続くと皮脂の分泌量が増えてきます。
また保湿剤を余分に使うことでも毛穴を塞ぎやすくなり
ニキビに悪い影響を与えることがあります。

アレルギー反応

お酒がダメな人やアルコールにアレルギー反応を示す人は意外と多いものです。
症状として化粧品をつけると赤くなったりかゆみや湿疹が現れることがあります。

常在菌まで殺菌してしまう

エタノールを多く含む化粧品を長く使っていると
殺菌効果で常在菌を減らしてしまうことがあります。
常在菌は普段から皮膚に住み着いていて
肌の酸性を保ったり外部の雑菌の侵入を防いだり
肌の健康維持に大切な存在です。
通常の化粧品ではそれほど強い殺菌効果はありませんが
エタノールが多く含まれている場合は気をつける必要があります。

まとめ

アルコールフリーなどとエタノール入りの化粧品は
敬遠されがちですが、ニキビや肌にとっては悪い面ばかりではありません。
むしろ適度に使う分には殺菌消毒効果や洗浄効果、
収斂作用などでニキビに有効に働くこともあります。
また化粧品の保存には何らかの防腐剤が必要であり、
エタノールやパラベンが含まれていない場合は
別の実績のない防腐剤が多く使われてることもあります。
エタノールを避けたほうがいいのは肌の弱い人やアレルギーのある人です。
また長期使用は常在菌を殺菌しすぎないように気をつける必要があります。