ニキビ肌の紫外線対策 【 UVケアと抗酸化 】

2016年9月26日

夏になると気になる日焼け。
紫外線対策にも力が入る時期です。
確かに夏は紫外線を浴びる量が増える時期ですが
夏じゃなくても紫外線対策は必要です。

UV-A波は季節に関わらず降り注ぎ
晴れてなくても90%は地表に到達
家の中でもガラスは通り抜けてきます。

日に焼けて肌が黒くなるのは、
メラニンという色素で皮膚が紫外線の侵入を防ぐためです。
メラニンは肌を守る大切な色素ですが
肌の代謝がうまくいってなかたり水分が不足してると
メラニンは肌に残って色素沈着となります。

地上に届く紫外線にはUV-A波とUV-B波があります。

UV-B波

夏に日焼けで肌が赤くなるのはUV-B波のせいです。
刺激が強いのでわかりやすく対策してる人も多いでしょう。
UV-B波は表皮までしか影響しませんが
炎症を起こしシミやクマの元になります。
UV-B波が強いのは5月から8月頃までです。

UV-A波

UV-A波は波長が長くガラスを通り抜けてくるのは前述したとおり
さらに表皮の下にある真皮にまで影響を及ぼします。
UV-A波が多いのは4月から8月です。
ただし、それ以外の時期も半分の紫外線量は常にあります。
UV-A波が生活紫外線と言われるのはこのためです。

UV-A波は刺激が少ないので気がついていないうちに
じわじわと肌にダメージを与えるのです。
UV-A波はニキビ痕やシワ、たるみなどに影響します。

紫外線によるニキビへの影響

このように肌にダメージを与える紫外線ですが
ニキビにはどんな影響があるのでしょうか?

角質が厚くなり毛穴を塞ぐ

紫外線を浴びていると肌は身体を守ろうと
皮脂を出して角質を厚くするようになります。
この肥大した角質は毛穴を塞ぎやすくなります。
塞がれた毛包内では増えた皮脂を食べる
アクネ菌が増殖してニキビの要因となります。

活性酸素の増加による肌バリアの低下

肌の表面にある角質は紫外線でダメージを受けやすくなります。
角質層は肌のバリアの役目もあります。
そのため、角質層が正常でないとニキビが刺激を受けやすくなります。

紫外線は活性酸素を増やす作用があることでも知られています。
活性酸素は常に発生している分子ですが
皮脂や脂肪を酸化させて過酸化脂質に変えるため
増えてくると身体に害を与えます。

良く使われる例ですが
鉄が酸化して錆びるように身体も錆びさせてしまうのです。
過酸化脂質は周囲の細胞を酸化させていきます。

もちろん角質細胞膜も例外ではありません。
ニキビ対策で抗酸化という言葉が良く出てくるのは
この活性酸素に対する対処がとても重要だからです。

過酸化脂質は細胞そのものを劣化させますので
ニキビ痕も残りやすくなります。

メラニンの増加によるニキビ痕の色素沈着

前述しましたが、紫外線はメラニンを増やします。
メラニンによる色素沈着はニキビ痕にも影響して
濃いシミが残りやすくなってきます。

紫外線対策

ニキビ予防に紫外線対策が大切なのは
わかっていただけたかと思います。
では、どんな対策をすればいいのかも問題になってきます。

大きく分けると
紫外線から直接肌をガードすること
活性酸素を増やさない抗酸化
の対策が必要になってきます。

紫外線から直接肌をガードする対策は
物理的には帽子や日傘、
肌を露出しない衣服を着ること
などがあります。

そして迷うのが膨大な種類のある
日焼け止めやUVカット化粧品です。

UVカット化粧品

UVカット化粧品には
「 SPF 」と「 PA 」という指標が設定されていて
紫外線に対してどの程度の効果が見込めるか
わかるようになっています。

SPF

「 SPF 」はUV-B波用です。
SPF1~50までの数字で強さが表されています。
50が最大の強さで紫外線に対して効果的ということです。
ただし、強いと肌への刺激や負担も大きくなるので
日常で使うときはSPF10~20程度、
レジャーなどはSPF30くらいで十分です。

PA

「 PA 」はUV-A波用です。
「 PA+ 」から「 PA++++ 」の4段階まであり
「 + 」が多いほど紫外線を防ぐ効果が高いとされています。
日常では「PA++」程度で
レジャーで出かけるときは強めのほうがいいでしょう。

紫外線吸収剤

文字通り紫外線を吸収する薬品です。
刺激が強くニキビには悪影響ですので入ってないものを選びましょう。

紫外線散乱剤

紫外線散乱剤は紫外線をはね返します。
ニキビ肌にはこちらの方が向いています。

ウォータープルーフ

ウォータープルーフは海などのレジャー向きで
水につかっても落ちないような成分を含んでいる製品です。
水分には強いものの、毛穴を塞いだり落ちにくいといった
マイナス面がありニキビ肌へはあまり適していません。

ニキビ肌のUVカット化粧品選び

UVカット化粧品は、成分の強いものを使うより
低刺激なものを一日に何度か塗りなおしたほうが良いでしょう。
メーカーによっては2〜3時間で塗り直すことを推奨しているところもあります。

そのほか
オイルフリー、無香料、無着色、アルコールフリー
などの製品を選ぶようにしてできるだけ刺激は避けましょう。

また、水で落とせる製品を使うことで
肌への負担になるクレンジングが少なくて済みます。

活性酸素を増やさない抗酸化

フォトエイジングという言葉を耳にしたことがありませんか?
紫外線を浴び続けると遺伝子に変異が生じてシミやシワが発生します。
これをフォトエイジングといいます。

紫外線を浴び続けることで活性酸素が増加して
皮脂を酸化させて過酸化脂質となり細胞が劣化してきます。
角質層がダメージを受けると肌のガード力が低下するとともに
ニキビも悪化してきます。

紫外線対策は日焼け止めだけではなく
活性酸素を増やさないようにする抗酸化が欠かせません。

抗酸化作用に効果的なビタミンC

ビタミンCの活性酸素を無害化する抗酸化作用はよく知られています。
また、ビタミンCにはメラニン生成を抑制する働きもありますので
ニキビ痕の色素沈着やシミ対策にも効果が見込めます。

ビタミンCは内服してもよく、
肌に浸透しやすいビタミンC誘導体を含んだ化粧品や
イオン導入美顔器などでケアするのも有効です。

ビタミンCは水に溶けやすく、食事などで摂取した場合は
尿とともに排出されやすいので毎食摂取することも大切です。

まとめ

紫外線にはUV-A波とUV-B波があります。
UV-A波は夏に強くなり刺激が強いが表皮までしか影響しません。
対してUV-B波は1年中降り注ぎガラスも通り抜け
肌も表皮の奥にある真皮にまで影響してきます。
そのため、夏以外でも紫外線対策が必要になってきます。

紫外線対策は
直接紫外線から肌をガードする日焼け止めなどと
活性化酸素を増やさないようにする抗酸化
の両面をサポートすることが大切です。