y リノレン酸を豊富に含む月見草油のニキビへの効能と注意点

2017年3月9日

月見草油(月見草オイル ・EPO)は、月見草という植物から採取される油です。
月見草は北米産の植物でヨーロッパや南半球などに広く分布しています。
夕方から朝にかけて花を咲かせる特徴があり、
イブニングプリムローズやマツヨイグサとも呼ばれます。

アメリカの先住民は月見草を傷や胃腸の治療、
喉の痛みなどに使用していたと言います。
近年では月経前症候群(PMS)や湿疹など皮膚の症状、
関節リウマチ、更年期障害などに効果があるとして
サプリメントなどさまざまな月見草油を使った製品が販売されています。
その効果に関しては科学的な根拠が薄いとして議論も多いようです。

月見草油の効果と特徴

月見草の特徴として y リノレン酸やリノール酸を豊富に含むことが挙げられます。

y リノレン酸は必須脂肪酸の一つで
いろいろな健康的な効果があることで知られています。
y リノレン酸の効果としては、
抗炎症作用や月経前症候群(PMS)の緩和、
血糖値やコレステロール値を下げる作用、
女性ホルモンの分泌改善、
肝機能の回復などがあるとされています。

月見草油のニキビや肌への効果

y リノレン酸は皮膚の炎症を抑えたり、女性ホルモンの調整をしたりと
ニキビにも有効に働くと考えられます。
アトピー性皮膚炎の人もy リノレン酸が不足している傾向があるようです。
さらに、月見草油に含まれるリノール酸には保湿効果があるとされます。

ただし、 y リノレン酸やリノール酸はオメガ6脂肪酸に分類され、
現代の食生活では摂りすぎも指摘されています。
一般に不足しがちなのはy リノレン酸とよく似た
オメガ3脂肪酸に分類されるαリノレン酸の方です。

このため、 y リノレン酸やリノール酸が不足してない人が
むやみにサプリメントなどで摂取しすぎると、
ただでさえとり過ぎといわれているのに
さらに体に悪い影響を与えることもあります。

整理しますと、一般に不足しているのはオメガ3脂肪酸で、
月見草油に含まれているのは不足していないオメガ6脂肪酸です。
一部の皮膚トラブルがある人、アトピー性皮膚炎、PMSの人には
直接的なオメガ6脂肪酸の摂取が有効なこともあるということです。

月見草油は植物油やサプリメントとして使われている他、
キャリアオイルとして肌に使ったり 、皮膚に対する効果の高さから
化粧品や石鹸などにに含まれていることもあります。
皮膚に使う場合は経口摂取ほど摂りすぎを気にする必要はありませんが
効果も個人差がありそうです。
酸化が早いのでそのまま使う場合は開封後早めに使い切る必要があります。

月見草油の副作用や注意点

月見草油は短期間の使用において、軽度の胃の不調などがある以外に
重い副作用などは報告されていません。
長期の使用においては安全性は確立されていません。
ワルファリン(血液凝固剤)を服用している人は気をつける必要があるとのことです。

まとめ

月見草油(月見草オイル・EPO)は、月見草という植物から採取される油です。
y リノレン酸を多く含むとして皮膚の健康維持に効果的とされ、
サプリメントや化粧品などに含まれ様々な製品が販売されています。
y リノレン酸は必須脂肪酸のひとつですが一般的には
摂りすぎと指摘されているオメガ6脂肪酸ですので、
不足してない人にとっては悪影響を及ぼすこともあります。