ピーリング治療 ニキビ肌改善の効果とリスク

2016年9月30日

ピーリングの用途はさまざまです。
ニキビに関連したものだと

ニキビの原因になる角質除去と毛穴の詰まりを解消
ニキビ肌を改善するための角質ケア(ターンオーバー促進)
ニキビ跡を消すため

などがあります。

ピーリングとは?

ピーリングとは「 ピール 」という文字からわかるように
「 剥がす、皮をむく 」といった行為をさします。

ニキビ治療においてピーリングとは
皮膚を剥がして古い角質を除去する目的で行われます。

なぜ古い角質を剥がさなければならないのかというと
本来、人の肌は順々に再生されて肌表面の古い角質は垢となって
剥がれ落ちていくものです。

それが何らかの要因によって、表面の角質が留まったままになると
肌の再生機能(ターンオーバー)が乱れてきます。
また、厚くなった角質が毛穴を塞いでしまいニキビの原因にもなってきます。

そこで、古い角質を剥がすことによって新しい肌の再生を促し
ニキビの原因である毛穴つまりも解消されるといわけです。

ピーリングが深刻な肌トラブルに

ピーリングは、肌にとっていいことばかりに見えますが
適切に行わないと深刻な肌トラブルを招くことがあるのです。

まず、角質は通常さまざまな刺激や雑菌などから肌をガードしてくれています。
古い角質だけならいいですが、必要な角質まで無くなってしまうと肌は無防備になります。

また同じ角質層の皮脂膜やNMFが維持している保湿機能まで失われてしまい
肌は乾燥しやすくなり潤いが無くなってしまいます。

紫外線からガードする角質層は破壊され
肌が乾燥することで今度はニキビ菌のエサになる皮脂がどんどん出てくる。
ニキビにとっては悪化しやすい条件が揃ってしまうんですね。

いったん乱れたターンオーバーを正常に戻すには、かなりの日数を要します。
若い人でも一週するのに一か月かかると言われていますし
加齢とともに周期が伸びて再生能力も落ちてきます。

大人ニキビが長引きやすいのはこんなところにも原因があるのです。

そんなリスクが高いピーリングですので、やるなら慣れているプロにやってもらいましょう。
なるべくなら医療機関にして、あまり安価な所も避けておいた方が無難です。

自分でできるピーリング

ピーリングというと皮膚科などで行われる「ケミカルピーリング」が有名ですが
いろいろと自分でやる方法もあります。

手軽なものでは、石鹸や洗顔料にピーリング効果がある成分が含まれていたり
ガスールのような泥パック、グリーンピールのようなものまでさまざまです。

また、ピーリング専用の家庭用機器や美顔器でピーリングできるものも数多く販売されています。
簡単に誰でもできる反面、リスク管理も自分でしなければなりません。
ニキビ肌には負担が大きくなりますので使用には細心の注意を払いましょう。

皮膚科などで受けられるピーリング

皮膚科、美容皮膚科、形成外科、美容外科、美容エステなどで受けられるピーリングです。
保険適用外ですので高額になります。
1回1万円以上はかかり、何度か通わなければならないので
最低でも10万円前後はかかることが多くなります。
いずれの施術もニキビがある場合は医師に判断してもらいましょう。

ケミカルピーリング

最も普及しているピーリング治療がケミカルピーリングです。
サリチル酸やフルーツ酸といった酸性の薬剤で古い角質を溶かします。
使う酸によって効果も変わってきます。
皮膚に刺激が強いため、肌が弱い人や敏感肌の人はできません。
1回1万円程度で複数回治療を受けることがほとんどです。

レーザーピーリング

薬剤を使わずにレーザーでピーリングを行い古い角質を取り除きます。
ケミカルピーリングに比べて深さが調節しやすいため効果も安定しやすくなります。
レーザーは何種類もあり、使用するレーザー機器によって治療方法も変わってきます。
レーザーは真皮層まで刺激を与えられるので同時にコラーゲンやエラスチンの増加も見込めます。
敏感肌などでケミカルピーリングが出来ない人でも施術が可能です。
1回1~5万円程度で複数回治療を受けることがほとんどです。

クリスタルピーリング

酸化アルミニウムの微粒子で角質を削り取ります。
比較的副作用が少ないものの効果も低いとの指摘もあります。
1回1~2万円程度で複数回治療を受けることがほとんどです。

ダイヤモンドピーリング

ダイヤモンドヘッドというダイヤの微粒子が着いた機器で直接角質を削り取っていきます。
1回1万円以上で複数回治療を受けることがほとんどです。

アブレーション

電動グラインダーで直接表皮を剥がす方法や微粒子を吹き付けて角質を削りとる方法などがあります。

ピーリング後のケア

ピーリングは施術後にヒリヒリ感や赤くなることがありますがしばらくすると治まってきます。
また、角質を削るため普段以上に乾燥しやすくなりますので保湿はしっかりしましょう。
肌のガード機能も低下しますので紫外線対策も必要です。

ピーリングの副作用

過度な乾燥、炎症、爛れ、水泡ができたりなどがあります。
また、使用する薬剤や成分、金属などによってアレルギーを起こす場合があります。

まとめ

ピーリングは肌の表面に剥がれ落ちずに残った角質を削り取る目的で行います。
肌の表面にある角質層は肌をガードしたり保水の働きをしています。
そのため、角質の剥がしすぎは取り返しのつかない肌トラブルを起こしやすくなってきます。

自分でピーリングをする方法としては、
石鹸、洗顔料、クレンジング剤にピーリング効果があるもの
家庭用のピーリング機器、ピーリング機能のある美顔器
などがあります。

皮膚科などで受けられるピーリングは、
ケミカルピーリングやレーザーピーリングなどいくつかの治療方法があります。
ピーリングは角質を削るため、保湿や紫外線対策などのケアが必須になります。