過酸化ベンゾイルとサリチル酸

2017年3月7日

ニキビケアに使われる成分

洗顔によって肌を清潔に保つことはニキビケアに大切なことですが、
既にあるニキビをなくすことはできません。
洗顔のしすぎは皮膚を傷つけニキビを悪化させる可能性もあります。
そこで使われるのがニキビの解消に効果的な成分を含むニキビ治療薬や
ニキビのケア製品ですが、ニキビに有効な成分にはいくつかの選択肢があります。

ニキビケア製品には、過酸化ベンゾイルやサリチル酸、
グリコール酸、硫黄などがよく使われています。
日本ではグリチルリチン酸が使われていますが
海外製品ではあまり見かけません。


グリチルリチン酸はステロイド様の働きをする成分で
副作用も少なく、日本人の肌質にあっているのと、
過酸化ベンゾイルやサリチル酸は刺激があり取り扱いが難しい面があります。

一般的に日本人を含むアジア人より欧米の人の方が肌が強いと言われています。
日本でも最近になってようやく過酸化ベンゾイルやレチノイドといった
海外ではニキビ治療に一般的な成分が認可され使われるようになってきています。
どの成分が自分に向いてるかは使ってみるまではわかりません。
場合によってはニキビを悪化させてしまうこともあります。

過酸化ベンゾイルとサリチル酸

海外のニキビ製品でよく使われているのが過酸化ベンゾイルとサリチル酸です。
これらの成分は石鹸やローション、ゲルなどに含まれています
有名なものでは海外製のプロアクティブやクレアラシルなどがあります。

過酸化ベンゾイル

過酸化ベンゾイルは軽度から中度のニキビに適しています。
過酸化ベンゾイルは細菌の殺菌効果や
炎症を軽減して毛穴の塞ぎを解消するのに役立ちます。
過酸化ベンゾイルは安息香酸に分解される過程で
生成される酸素によって抗菌活性を示します。

過酸化ベンゾイルはおもに2.5%、5%、10%の製品があり、
一般に10%の方が効果が強いと言われますが
2.5%でも効果は変わらないという研究結果もあるようです。
そういったサイトでは10%の方が副作用は高くなるので2.5%の使用を薦めています。

過酸化ベンゾイルは皮膚に深く浸透する強力な成分である反面、
肌を強く乾燥させます。
角質を溶解するピーリング作用もあります 。
そのため、敏感肌の人や乾燥肌の人、またニキビが軽度の場合は
サリチル酸やイオウの方が適しているとされます。

過酸化ベンゾイルを初めて使う場合は、
肌の目立たないところでパッチテストを行い、
肌に異常がないか確認して慎重に使うことをお勧めします。
日光には過敏になりますので特に気をつける必要があります。

過酸化ベンゾイルが効果的に働いてるかどうか判断するのに
少なくとも4~6週間程度は使い続ける必要があるとされます。
通常は1日1回から2回患部に使用します。
ニキビが解消された後も予防として
1日おきなど頻度を下げて使用を続けるのが一般的です。

サリチル酸

サリチル酸も軽度から中度のニキビに有効的な
穏やかな角質の溶解作用を持つ剥離剤であり、
過酸化ベンゾイルよりも肌の敏感な人に向いている成分です。
ただし過酸化ベンゾイルよりも殺菌効果も弱くなります。
あまり毛穴が閉じて深いニキビには適しません。

サリチル酸は敏感な人に向いてるとはいえ、
角質を溶解しますので塗りすぎると肌を乾燥させ薄くします。
また、穏やかな成分というのは海外の基準であり、
日本人にとっては刺激もありますので最初は慎重に使うべきです。


過酸化ベンゾイルやサリチル酸は肌質やニキビの状態によって
適した頻度や塗る量が違ってきますので、
自分で様子を見ながら調整していく必要があります。
ある程度長期間続けていくとニキビの改善とともに
肌のターンオーバーを正常にする作用もえられます。

まとめ

過酸化ベンゾイルとサリチル酸は
海外のニキビケア製品で最もよく使われている成分です。
ともに軽度から中度のニキビの治療に適していて、
角質の溶解作用、殺菌効果、抗炎症作用などがあるとされます。
比較的サリチル酸のほうが穏やかで
敏感肌の人に向いているとされます。(海外基準)
効果があるかどうかは一定期間は使い続ける必要があります。
肌質やニキビの状態によって頻度や量を調節しなければならず、
場合によってはニキビが悪化することもあります。