イオン導入とは?家庭と皮膚科のイオン導入は何が違うの?

2016年10月2日

イオン導入とは?

イオン導入は、もともと医療分野において
皮膚から吸収されにくい薬剤などを電気の力で浸透させやすくしたものです。

例えば、イオン導入によく使われるビタミンCは水溶性なので
脂で弾かれてしまい肌へ吸収されにくく、とうてい真皮までは到達できません。
そこで浸透率を高るために改良されたのがビタミンC誘導体です。

ビタミンC誘導体入りの化粧品を使って肌へ浸透させやすくなりましたが
さらに浸透率を高めるのが専用機器を使ったイオン導入なのです。

ビタミンCだけでなく、他にもいろいろ肌から吸収にしくい成分を
浸透させるために使用できます。
中には、ビタミンA(レチノール)、ヒアルロン酸、セラミドなど水に溶けにくかったり
分子が大きくイオン導入に向いていない成分もあります。

微量とはいえ電流を流すので、妊娠中の人や
ペースメーカーや金属を埋め込んでいる方などは使用に注意が必要です。

家庭と皮膚科のイオン導入の違い

イオン導入には、イオン導入機器や美顔器を購入して家庭でする方法と
皮膚科やエステなどで受ける方法があります。

家庭と皮膚科のイオン導入の違いは、おもに使用する機器の性能になります。
家庭用の機器はシンプルな強さの調整しかできませんが
医療機関などで使われているものは細かく出力調整ができるのとパワーも強くなります。
また、ビタミンC誘導体などは家庭に機器でも自分でイオン導入できますが
分子構造の大きい成分などは性能のいい機器でないと導入できないものもあります。

家庭でのイオン導入は意味がないということではなく
ビタミンCの導入くらいなら定期的に続けることで
肌質の改善やニキビ予防にはじゅうぶん効果が見込めます。

イオン導入で得られる効果

イオン導入の効果は使用する成分と機器の強さによって違ってきます。
イオン導入はニキビそのものの治療に劇的な効果があるといったものではありません。
どちらかと言えば、ニキビ跡の解消や治療後の肌ケア、
ニキビ肌改善のための予防目的で使用されることが多くなります。
ニキビ跡も深いものはピーリングレーザーの方が適しています。

よく使われるビタミンC誘導体を使ったイオン導入の効果としては

  • 紫外線による活性酸化の増加を抑えて細胞破壊を防ぐ
  • メラニン色素の生成を抑えて色素沈着を少なくする
  • コラーゲンの生成を助けて肌のハリを取り戻す

このような作用があります。

イオン導入の推奨頻度

どの程度の頻度でするかは使用する電流値の強さによって変わってきます。
家庭用の機器は安全を考慮して電流が弱くなっています。
医療用の機器は電流が強いため推奨される頻度も低くなってきます。
使用時の電流設定の強さや使用時間の長さにもよりますが
家庭用で週に1~2度としたら医療用で週に1度かもっと間が空くことも多いでしょう。

医療機関でのイオン導入

イオン導入の回数は治療目的によって変わりますが
少なくても効果が得られないので数回は通うことになります。
1回の治療時間はイオン導入だけなら10分から30分程度になります。
料金は成分によって違いますが1回3千円~1万円程度です。

まとめ

イオン導入は皮膚から吸収させにくい成分を
浸透しやすくするために専用の機器を使って行うものです。
家庭と皮膚科のイオン導入の違いは主に機器の性能になります。
医療機関でのイオン導入は、ニキビそのものの治療よりも
補助的な目的で使用されることが多くなります。