処方箋なしで買える市販のニキビ用飲み薬

2016年10月3日

ニキビができたけど病院に行くほどでもない
忙しくて病院に行く時間がない時など
症状が軽ければ市販薬で治まってしまうこともあります。

市販の治療薬は医師の処方箋がなくても購入できるものです。
医療機関で出されるものよりも成分を抑えることで安全性を高めています。
その分、効果も緩やかになりますが 症状を改善したりやわらげたりすることもあります。

市販のニキビ薬の分類

市販のニキビ薬にも強さが分けられており

強い順から
第1類医薬品 → 第2類医薬品 → 第3類医薬品 → 医薬部外品
となっています。

以前は第3類医薬品までしかネット販売は禁止されていましたが
2014年に第1類医薬品まですべてがネットで購入できるように法改正されました。

外用薬と内服薬の違い

市販のニキビ治療薬もさまざまなタイプが出ていますが
大きく分けると塗るタイプ(外用薬)と飲むタイプ(内服薬)になります。

それぞれの役割は、
外用薬はニキビの炎症などを抑えたり毛穴の詰まりの解消するのに向いていて
内服薬はビタミンやニキビに効果のある成分で身体の内側からニキビに働きかけます。

市販の塗る治療薬は処方箋なしで買える市販のニキビ用塗り薬のページで
まとめましたので、ここでは市販の飲むニキビ治療薬の中から
良く知られたものを見ていきたいと思います。

市販のおもなニキビ用飲み薬と有効成分

製品名 有効成分 分類
チョコラBBプラス リボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2リン酸エステル)、 ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、チアミン硝化物、 ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム 第3類医薬品
ペアA錠 グルコロノラクトン、L-システイン、生薬ヨクイニン、ビタミンB2、ビタミンB6 第3類医薬品
ハイシーBメイト2 リボフラビン(ビタミンB2 )、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6 )、アスコルビン酸(ビタミンC)、 L-システイン、ニコチン酸アミド、ビオチン 第3類医薬品
新エバユースB26 リボフラビン酪酸エステル(ビタミンB2 酪酸エステル)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6 )、 アスコルビン酸(ビタミンC)、L-システイン、ヨクイニンエキス、ニコチン酸アミド、ビオチン(ビタミンH) 第3類医薬品
ハイチオールBクリア L-システイン、リボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2リン酸エステル)、 ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩)、 ニコチン酸アミド、ビオチン、パントテン酸カルシウム、アスコルビン酸(ビタミンC) 第3類医薬品

※成分名はメーカー公式の表示に合わせています。
成分名がよく似たものは、まったく同じもので呼び方が違うものや
元の成分が同じで改良したものがあります。

市販の飲み薬に含まれるおもな有効成分と効能

一般に、市販のニキビ用飲み薬はニキビ治療というよりも
肌の健康維持や状態回復に効果的なものが多くなっています。

L-システイン

肌細胞を構成するアミノ酸の一種で新陳代謝を促します。
メラニンの発生を抑えてにきび跡の色素沈着を防ぎます。
また、コラーゲン生成にも効果が見込めます。

リボフラビン(ビタミンB2 )、 リボフラビン酪酸エステル(ビタミンB2 酪酸エステル)、 リボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2リン酸エステル)

ビタミンB2は脂肪やたんぱく質の代謝に必要で
身体全体はもとより、皮膚の健康維持にも欠かせないものです。
リボフラビン酪酸エステルなどは水溶性のビタミンB2が
体外に排出されにくいようにするため、脂溶性を高めたものです。

ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)

ビタミンB6は、皮膚炎などに効果的で免疫機能を正常に維持します。
また、脂質やたんぱく質の代謝にも欠かせません。
ピリドキシン塩酸塩はサプリなどに使う人工的に合成したビタミンB6です。

アスコルビン酸(ビタミンC)

ビタミンCは、肌にダメージを与える酸化を抑える抗酸化作用、
コラーゲンの生成を助けるなど美肌には欠かせないビタミンです。
アスコルビン酸はサプリなどに使う人工的に合成したビタミンCです。

ニコチン酸アミド

ニコチン酸はビタミンの一種で、皮膚や粘膜を正常に維持する作用があり
皮膚炎や湿疹に効果的です。

パントテン酸カルシウム

ビタミンB群の一種であるパントテン酸とカルシウムを合成したものです。
脂質の代謝を助け皮膚炎などに用いられます。

ビオチン

ビオチンはビタミンB群の一種で以前はビタミンHと呼ばれていました。
皮膚炎の予防で発見された成分で皮膚病の治療に用いられます。

漢方薬

漢方でもニキビに効果のあるさまざまな飲み薬があります。
病院でも処方した薬で効果が出ない時など漢方を処方されることもあります。
ニキビの症状別に分けると下記のような感じになります。

初期のニキビ

十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)

生理前、ホルモンバランスの乱れ

ペア漢方エキス錠、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

赤ニキビ、炎症しているニキビ

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

黄ニキビ、化膿したニキビ

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、
排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)

漢方薬を入手するにはいくつかの方法があります。
同じ成分でも含まれている量と値段が違ってきます。

一般的に成分の強さで言うと
漢方薬局で漢方医が調剤した漢方薬(ほとんど保険適用外)
  ↓
皮膚科などで処方される漢方(保険適用されることが多い)
  ↓
市販品の漢方
の順になります。

価格は医師の判断によって保険が適用されれば
市販より皮膚科や漢方薬局の方が安く済むことが多くなります。

漢方薬も副作用はありますので、異常を感じたら服用を中止してください。

まとめ

市販のニキビ治療薬は医師の処方箋がなくても購入できるものです。
医療機関で出されるものよりも成分を抑えることで安全性を高めています。
外用薬がニキビの症状そのものに働きかけるのに対して
内服薬は、どちらかといえば肌の健康を回復したり
維持したりする作用の方が強くなっています。
そのため、肌の健康に欠かせないビタミン類の成分が多く含まれています。
外用薬と両方使うことで肌の両面からニキビに対処でき効果も高くなってきます。