酸化亜鉛ってどんな成分?ニキビへの影響は?

2016年10月7日

化粧品や日焼け止めなどの成分表示を見ると
良く含まれているものに酸化亜鉛という成分があります。

亜鉛は身体にいいとよく聞きますが、この酸化亜鉛というのはどんな成分なのでしょうか?
ニキビへの影響も気になるところです。

酸化亜鉛は亜鉛の酸化物で、
安全性が高いことからベビーパウダーなどにも使用されています。
通常の使用でニキビに特に悪影響はありません。
むしろ、紫外線から肌を守ってくれたりしてくれる成分です。

酸化亜鉛の身体への効能

酸化亜鉛は昔から
皮膚疾患、湿疹、けいれん、てんかん、百日咳、擦り傷
などに用いられていたと言います。

酸化亜鉛の皮膚への効能には

  • 収れん作用 (止血・防腐・鎮痛)
  • 消炎作用
  • 皮膚の再生
  • 患部保護
  • 紫外線拡散作用

などがあり、効果は緩やかですが、万能成分として幅広く利用されていて
長年の肌への使用実績があります。

なお、炎症を抑えたりするのは亜鉛華軟膏20%のような酸化亜鉛が多く含まれている製品です。
化粧品などではそれほど効果は期待できません。

酸化亜鉛を含む製品

亜鉛華軟膏

さまざまな皮膚疾患に用いられる亜鉛華軟膏の有効成分は酸化亜鉛です。
亜鉛華軟膏は長期間でも使用可能なため、ステロイドの代用品として用いられることも多い薬です。
炎症を抑える作用があり、ニキビ治療の効果も含まれていますが、
患部を乾燥させる性質があるため保湿が必要な時などは逆効果になることもあります。
昔からオデキに効果があると言われてるので、アクネ菌よりは背中ニキビなどに多い
マラセチア毛包炎の方が効き目はありそうです。

ベビーパウダー

ベビーパウダーも酸化亜鉛を含む製品が多くあります。
赤ちゃんにも使える刺激の少なさと、皮膚への効能があり紫外線も防ぐので
ニキビ対策に使用する人もいるようです。

日焼け止め

酸化亜鉛は紫外線拡散剤としての作用もあることから
ノンケミカルの日焼け止め製品には酸化チタンとともにほとんど入っています。
紫外線吸収剤を使用しない日焼け止めでは酸化亜鉛や酸化チタンに代わる原料は現状ないようです。
ニキビ対策で日焼け止めを選ぶときはノンケミカルが推奨されます。

化粧品

ファンデーションやローションなどにも紫外線を防ぐ目的で酸化亜鉛や酸化チタンが使われています。
また、シャンプーや石鹸に含まれていることもあります。

酸化亜鉛のナノ化

酸化亜鉛や酸化チタンは紫外線を浴びることで活性酸素を発生させます。
活性酸素は細胞を酸化させるため、肌の老化を招きニキビも悪化させる原因になります。
酸化亜鉛や酸化チタンは、ナノ化することで肌への浸透力や紫外線遮蔽力も高まります。
ところが、ナノ化することによって今度は表面積が増えて活性酸素の発生を増やしてしまう
ことが懸念されています。
そのため、酸化亜鉛や酸化チタンを含む製品は、ノンナノ(ナノ化されていないもの)で
表面をコーティングしているものを使う方が肌には安全ということになっています。

まとめ

酸化亜鉛は皮膚疾患などに効果があり
古くから私たちの身のまわりで使われている成分です。
赤ちゃんのベビーパウダーに含まれていたり、
ステロイドの代用に使われたりと安全なことでも知られています。

ニキビに対しては炎症を抑える作用はあるものの
乾燥させやすい面があるので症状によっては適さないこともあります。