ニキビ治療と好転反応 【 瞑眩 】

2016年10月15日

好転反応とは?

漢方の治療ではある病変を治そうとしたときに
一時的にその症状が悪化して
その後治癒に向かうということがあります。
その悪化の反応を「 好転反応 」や「 瞑眩 」と言います。

漢方でなくても病気の治癒の過程で
好転反応があったという話もよく聞きます。
ニキビにもたまに好転反応という言葉が使われることがありますが
肌に好転反応があるのかと言うと意見が分かれるところです。

好転反応があるとされるのは病気の治療効果を
含む成分がある医薬品などです。
一般の化粧品や健康食品(サプリメント)には
本来、治療の効果はないはずですので
好転反応も起こらないということになります。

ただし、ハーブの成分や漢方でも食品として
扱われているものの中には身体の機能に作用するものがあり、
それらが好転反応を起こすこともあるかもしれません。
それらしき成分が入っていないのにニキビが増えたりした時は
肌に合っていないので使用を中止しましょう。

好転反応の症例

トレチノインとハイドロキノンを使ったニキビ治療では
使用を開始して2~3日で肌が剥けたり赤みが出てきます。
これらは古い角質を剥がして新しい皮膚を再生させる
治療の一環です。
これも一種の好転反応と言えそうです。

好転反応で綺麗な肌になる?

身体の細胞の酸化は肌の老化やニキビの元になります。
還元力のある食べ物を摂取すると体内で浄化作用が起こり
老廃物を排出しようとします。このとき激しい下痢、鼻水、発疹、
吹き出物、ニキビ、発熱などの好転反応が出ます。
次いで綺麗になった体内で酸化した細胞のサビ取りが始まります。
還元力のある食べ物が体内に入ってから1~2か月前後です。
この時も二次的な好転反応があります。
好転反応が現れる時期や症状は人によって違いますが
何度も繰り返し徐々に弱くなっていくといいます。
還元力による好転反応は、有害物質を体外へ排出して
身体の機能を正常に戻すための調整や改善のために
一時的に起こる生体反応です。

参考: 中山栄基著 長生き食品 早死に食品

好転反応と副作用の見分け方

好転反応と副作用の違いはなんでしょうか?
好転反応は病変が治る時の過程のひとつです。
副作用は主に症状が悪化していくときに起こるもので
両者はまったく性質が異なるものです。
問題は好転反応なのか有害な副作用なのか
症状からは見分けることが難しいことです。

あらかじめ好転反応が出ることが予想できる
治療法の時はいいですが、そうでない時の対処としては
あまりに症状が激しい時は、とりあえずいったん服用を中止します。
症状が落ち着いたら少量で服用を再開します。
様子を見て徐々に服用量を戻します。

再開しなければより安全ですが、症状が好転反応だった場合
せっかくの治療の機会を逃してしまうことになります。

まとめ

好転反応とは漢方の治療の過程で一時的に症状が悪化することを言います。
ニキビでも好転反応のような症状を経過して完治させる治療法もあります。
好転反応がやっかいなのは副作用と見分けがつきにくいことです。