サリチル酸のニキビへの効果 敏感肌の人や角質の取りすぎに注意

2016年10月17日

ニキビの治療法を調べているとサリチル酸という聞き慣れない
成分がよく出てきます。
サリチル酸はニキビにどんな効果があるのでしょうか?

サリチル酸とは?

サリチル酸は植物などに含まれている成分で、古来から解熱
や鎮痛といった成分として用いられてきました。
現在でも身近な製品として誘導体のアセチルサリチル酸は
バファリンやアスピリン、サリチル酸メチルは湿布など筋肉系の
鎮痛剤として使われています。

サリチル酸のニキビへの効果

サリチル酸には、角質を溶解したり殺菌の効果もあるため
ニキビ治療薬やケミカルピーリングの薬剤としても使用されています。
抗菌作用はアクネ菌だけでなくマラセチア菌のような真菌にも有効です。
厚くなってしまった角質の除去にはターンオーバーを正常にする
作用もあるため、ニキビを治療するとともにニキビができにくい肌質に
するための効果も得られます。

サリチル酸は幅広い効能があるものの、使う人によっては
アレルギーや肌トラブルの恐れがある表示指定成分ですので
市販されている製品を使うときは注意が必要です。
また、特性を理解しないで毎日使用していたりすると角質を
剥がしすぎてかえってニキビが悪化することもあります。

サリチル酸を使ったニキビケア製品

市販のニキビケア製品にはサリチル酸を含む製品が
石鹸、洗顔料、クレンジング剤、化粧品まで
数えきれないほどあります。
ピーリング効果や薬用、ニキビケア用と謳っている製品に
含まれていることが多いので成分表示で確認してみてください。
市販なので含有量は少量ですが、刺激がありますので
敏感肌や乾燥肌の人には適しません。

有名なニキビケア製品としては、プロアクティブやDHCの
アクネコントロールシリーズなどにもサリチル酸は含まれています。
角質肥厚によるニキビのケアには効果があるかもしれませんが
角質が薄くなっている人には逆効果になることもあります。

医療機関でのサリチル酸のニキビ治療

サリチル酸ワセリン

皮膚科などでニはキビや乾癬などの治療にサリチル酸ワセリンが
処方されることがあります。サリチル酸ワセリンを使ったニキビ治療では、
角質を剥がしてニキビの原因菌の殺菌します。
サリチル酸ワセリンにはサリチル酸が5%や10%といった量が含まれて
いるため市販品よりも高い効果が望めます。

サリチル酸のケミカルピーリング

重度なニキビにはケミカルピーリングを使った治療をすることがあります。
ケミカルピーリングとは、薬剤で肌の表面を剥がしてニキビの毛穴の塞ぎを
除去しつつ毛穴の中のアクネ菌も殺菌していく治療法です。
サリチル酸を使ったピーリングでは以前から海外などで使われていた
サリチル酸エタノールには肌への副作用が多く見られました。
最近ではエタノールをマクロゴールに変えて副作用もかなり減少
しています。
ケミカルピーリングは敏感肌の人は治療を受けられないことがあります。
医療機関ではなく美容エステでもケミカルピーリングをしているところが
ありますが濃度を低くしてあり治療目的ではなく美容目的になります。

サリチル酸の副作用

サリチル酸は内服で大量に摂取すると危険な成分ですが
外用で用いる分には強い副作用はありません。
ですが表示指定成分ですのでアレルギーや発疹、かゆみといった
副作用が出る可能性もあります。
ケミカルピーリングでは治療後に肌がヒリヒリしたり赤みが出たり
することがあります。

サリチル酸を使った製品を使用する時の注意事項としては
サリチル酸は厚くなった角質を溶かす作用があるため
ずっと使い続けていると角質をどんどん薄くしてしまうことです。
また、日ごろのケアで角質が薄くなってしまっている人も
サリチル酸の使用には注意が必要です。

まとめ

サリチル酸は角質を溶解したり殺菌の効果があるため
ニキビの治療に使われることがある成分です。
また、厚くなった角質を剥がすことでターンオーバーの
正常化にもつながることでニキビ予防にも効果が期待できます。
サリチル酸はニキビに多様な効果がある一方で、
肌に刺激が強かったり角質の取りすぎというリスクもあるため
取り扱いにはきちんとした理解が大切です。