イソジンを使ったニキビ治療の効果と注意点

2016年10月22日

イソジンを塗ってニキビが治ったという声がネットで聞くことがあります。
イソジンってニキビ治療にも使えるのでしょうか?

結論から言うとニキビに効くこともあります。

ニキビの治療の第一は患部を清潔にすることです。
ですのでニキビ周辺をイソジンで消毒することでニキビが改善することもあります。
ただし、顔などだと色がきついのと肌がかぶれることもあります。

ニキビを悪化させてる原因の一つは増えすぎてしまったアクネ菌です。
アクネ菌は普段から肌にいる菌で常在菌と言います。
いつもは皮脂を食べて肌のガードに必要な皮脂膜になる材料を
排泄したり他の雑菌の侵入を防ぐなど肌の健康維持には大切な存在です。

ニキビの発症は何らかの要因で毛穴が塞がることで起こります。
アクネ菌は空気を嫌う性質と皮脂を栄養源にしているため
塞がった毛穴の中は増殖に最適な環境になるのです。

イソジンはこのアクネ菌を殺菌する作用がありますので
ニキビが改善しても不思議ではありません。
背中ニキビなど身体のニキビではアクネ菌ではなく
マラセチア菌が原因になっていることがあります。
この場合ニキビではなくマラセチア毛包炎ですが
見た目はニキビと区別がつきません。
マラセチア菌もアクネ菌と似た働きをしている常在菌ですが、
イソジンはマラセチア菌も効果があります。

抗生物質入りの軟膏やステロイドなどではマラセチア菌には効果はなく
ステロイドはマラセチア菌以外の菌を殺傷してしまうため、
かえって増加させてしまうこともあるのです。
マラセチア菌の時は抗真菌薬を使うのが普通ですが、イソジンなら効いてしまいます。
イソジンもかぶれやかゆみなどの副作用を伴うこともありますが、
変にステロイドを使ったりするよりは安心です。
抗生剤のように耐性菌ができてしまうこともありません。
イソジンはウイルスにも効き目があるので水いぼの治療に使われることもあります。

イソジンには傷用の液体と軟膏、それにうがい用があります。
うがい用でも消毒に使えます。
家庭用の消毒薬としては赤チンとヨードチンキが良く使われていましたが
イソジンはこのヨードチンキの皮膚刺激作用を改善したポビドンヨード液が
有効成分になっています。
ポビドンヨード液は通常では殺菌できない細菌などにも効果があることで
世界中で幅広く使われている消毒液で病院などの手術でも用いられています。

イソジンの使い方

イソジンは皮脂やたんぱく質などの汚れがあると殺菌力が低下しますので
塗る前に患部を綺麗に洗い流しておきます。
イソジンは乾燥させないと消毒効果が得られません。
塗った後は乾燥するまで1~2分待ちます。

イソジンの注意点

刺激が強すぎることがあるので最初は薄めて試したほうがいいかもしれません。
消毒液は他の細胞も痛めてニキビの治りを悪くすることもあります。
白ニキビや黒ニキビのようにまだ菌が活発でないニキビには効果はありません。
全く効かない時は別の治療薬か皮膚科へいきましょう。
ヨードアレルギーの人は使えません。
消毒薬ですので副作用はほとんどないとされていますが、
かゆみやかぶれそのほかに皮膚の異常を感じたら使用を中止してください。

まとめ

イソジンの有効成分であるポビドンヨード液は世界中で幅広く使われている消毒液です。
広範囲の細菌に対する殺菌能力があることでニキビの原因になっている
アクネ菌やマラセチア菌を殺菌してニキビが改善することもあります。
イソジンは細菌を消毒するだけです。
炎症を抑えたり皮脂の分泌を抑制したりする作用はありません。
効かないようならニキビ治療薬を使うか皮膚科で診てもらいましょう。