ニキビ肌には良くない合成ポリマーやシリコーンの問題点

2016年10月25日

化粧品に使われる合成ポリマーとは

化粧品のポリマーは肌を守る皮脂膜のような働きをするためのものです。
若い健全な肌には本来備わっている機能ですが、
角質層のダメージや加齢などによって皮膚のガード力や
保水力が衰えたときに、化粧品などに含まれるポリマーの成分が
皮脂膜の替わりとなるような作用をします。
ポリマーは肌の表面に皮膜を作り、肌をさまざまな刺激から
守るとともに、肌に蓄えた水分を逃がさないようにします。
このポリマーには天然のものと化学的に合成したものがあります。

天然ポリマー

もともと自然界にあるもの 
ヒアルロン酸、コラーゲンなど

合成ポリマー

主に石油から作られたもの 
シチメメコン、カルボマー、アルリル酸、セルロースなど 
油性のものと水溶性のものがある

シリコーン

ケイ素系の合成ポリマー 
ジメチコノール、シクロペンタシロキサン、
ジメチコン、トリメチコン、シクロメチコン、アモジメチコンなど 
シリコーンは撥水性が強く汗でも落ちにくい

合成ポリマーはケミカル系の化粧品にはたいてい入っています。
合成ポリマー自体は毒性があるわけでもなく、
肌に刺激がないので敏感肌用にも使われます。

自然派化粧品(オーガニックコスメ)

自然派化粧品には合成ポリマーはほとんど含まれていません。
コラーゲンなどの天然ポリマーを使用しているものが多くなります。

合成ポリマーのメリット

合成ポリマーのメリットは使用感がいいことです。
肌がツルツルすべすべになり、べとつかず、肌に潤いを感じるようになります。
また、天然ポリマーが酸化しやすいのに対して合成ポリマーは安定していて変質しません。

合成ポリマーのデメリット

合成ポリマーは水に落ちにくいように開発しているので落としにくくなります。
強い洗浄力を持つ合成界面活性剤などが必要になります。
落ちているんだが落ちてないのかわからないことが一番やっかいです。
合成ポリマーは強い皮膜を作りますので通気性が悪く、
皮脂が分泌されなくなり常在菌が減ってしまいます。
このデメリットはシリコーン系の合成ポリマーほど強く、
水溶性ポリマーには当てはまらないこともあります。

一般に合成ポリマーが良くないと言われている理由が、このデメリットにあります。
平常時の肌にも良くないと言われていますので、ニキビ肌にも当然よくありません。
比較的デメリットが少ないとされる水溶性ポリマーでも
他に選択肢がない時以外は避けておいた方が無難でしょう。
では、天然ポリマーを使えばいいのかというと、そう単純な話でもないようです。

天然ポリマーの問題点

天然ポリマーやノンシリコンと言われる化粧品にも粗悪品があります。
特に安価なものほどその傾向が強くなるようです。
ケミカル系からノンケミカルに変えると使用感が悪くなり、
肌が荒れたと勘違いしやすくなります。
天然ポリマーの成分は不安定です。
空気に触れることで酸化してしまい変質しやすくなります。
肌を守るはずの皮膜の成分が酸化してたら話になりません。
変質した過酸化脂質はまわりの細胞を破壊するため、
ニキビを悪化させるばかりか、さまざまな肌トラブルの原因になるのです。

ニキビ肌には天然であるとかノンシリコンであるとか関係なく
皮膜を作るタイプはできるだけ避けるようにしましょう。
皮膜は皮脂の分泌を減少させ長期的には乾燥しやすい肌になってきます。

まとめ

化粧品に含まれるポリマーは肌を守る皮脂膜のような働きをするものです。
合成ポリマーは使い心地が良く肌質が良くなったと錯覚しがちですが、
強い皮膜を作るため落とすのに強力な洗浄力が必要になり
ニキビに余計な刺激を与えることになります。
また、皮膜に覆われることによって長期的には皮脂の分泌を減少させ
常在菌の減少や肌の乾燥といったことが起こりやすくなってきます。
合成界面活性剤とともに避けたほうがいいと言われる合成ポリマーですが
ニキビ肌には合成ポリマーでなくても皮膜を作るタイプはできるだけ避けましょう。