ワセリンってニキビに使ってもいいの?ワセリンの効能と注意点とは?

2016年10月26日

​ニキビにワセリンが効くようなことをたまに聞きます。
ワセリン自体は刺激が少なく副作用もほとんどない安全なものですが
基本的にはニキビには使わないほうがいいものです。
ワセリンは油分のため、強く洗わないと落ちないという欠点があります。
また、ワセリンは酸化しやすく毛穴を詰まらせやすいのも
ニキビにとってはマイナスです。

ワセリンのニキビに関する疑問

ワセリンをニキビ肌に使うときの疑問は次のようなものが多いかと思います。

ワセリンでニキビが治るのか?

ワセリンには殺菌作用も炎症を抑える作用もありませんので
ワセリンだけでニキビが治ることはありません。
むしろ悪化する可能性の方が高くなると思います。
もし治ったとしたら乾燥のしすぎが原因なのが
ワセリンで肌の状態が改善されたということもあるかもしれません。

ワセリンを塗るとニキビができやすくなるのか?

健全な肌でもワセリンを塗っているとニキビができやすくなる人がたまにいます。
ワセリンが作る保護膜によって毛穴が塞がれるとニキビの原因菌である
アクネ菌にとっては増殖しやすい環境になることも考えられます。
またワセリンに含まれる油分がアクネ菌の栄養源となり増えている可能性もあります。

ニキビ肌にワセリンの保湿は適切か?

ニキビができているときは毛穴を塞いでしまうものは避けたほうがいいでしょう。
初期の軽度なニキビで乾燥が原因の時は効果があるかもしれませんが
悪化させるリスクもあります。
乾燥がひどくオイルを使いたいときはスクワランなどを少量使用する方が
安全でニキビにも効果的です。

ワセリンの効能

ワセリンが使われるのは、傷の保護や保湿をしたいときや
傷を治すのに湿った状態にしておきたいときなどに用いられます。
保湿と言ってもワセリン自体は保湿成分を含んでいませんので
先に化粧水などをつけて水分を逃がさないようにするような使い方になります。
ワセリンにもいろいろ種類があり、質の悪いものを使うと紫外線による油やけ
や色素沈着を起こすこともありましたが、現在の製品はあまりそういった心配はありません。

ワセリンンをニキビに使う場合

もしワセリンを使う場合は純度の高いもので薄く塗るようにしましょう。
炎症や化膿しているニキビの患部は避けるのが賢明です。
なお医師が調剤する軟膏の基剤として安定しているワセリンが使われることがあります。
その場合は他の成分が含まれていることもありますので医師の指導に従ってください。
また、ニキビへの治療効果があるものとしてサリチル酸ワセリンなどもありますので
処方されることがあるかもしれません。

ワセリンの種類

ワセリンにもいろいろな種類があります。
一般的に使われているものには次のような製品があります。

白色ワセリン

  • プロペト(処方薬)
  • プロペトホーム(第3類医薬品) 処方薬のプロペトと同じ物
  • サンホワイト 医薬品ではありませんが品質はプロペトに匹敵
  • 日本薬局方 白色ワセリン(第3類医薬品)
  • ワセリンHG 上の製品より本質は落ちるものの価格が安い
  • ヴァセリン 黄色ワセリンとも言われる製錬度が低いもの

白色ワセリンでも純度が高いのはプロペトやサンホワイトです。
純度が高いほど硬く伸びにくいので使いにくくなります。

他にも医療機関で処方されるものとして
白色ワセリンの吸水性を高めた親水ワセリンや
角質を溶解するサリチル酸を含むサリチル酸ワセリンなどがあります。

まとめ

最高の保湿剤とも言われ医療機関でも用いられることの多い
ワセリンですが、ニキビには使用しないほうがいいものです。
ワセリンには落としにくい面があり、落とすときにニキビに強い刺激を与えることがあります。
また、肌に残ると酸化しやすく過酸化脂質になってまわりの細胞を壊していきます。
ワセリンの強い皮膜性も毛穴を塞ぐ原因になり
ニキビが悪化しやすい環境にしてしまうことがあります。