スクラブ洗顔のニキビへの使用は危険がいっぱい

2016年10月27日

スクラブ洗顔というピーリングに似た作用のある洗顔方法があります。
通常の洗顔料より強い洗浄力で古くなった角質や余分な皮脂を
落としてくれる製品ですがニキビに使用してもいいものでしょうか。

スクラブ洗顔とは?

スクラブ洗顔とは、細かい粒子を含んだ洗顔料を使うことで古い角質や汚れを
落としやすくするためのものです。細かい粒子は製品によって材料が違い、
天然のものから合成のものまでさまざまです。

天然の粒子は、米ぬか、塩、こんにゃく、シュガー、海藻などで、
合成の粒子はナイロンパウダーやポリマーで作ったものなどがあります。
一般に合成の方が硬くて肌には刺激になります。

スクラブという意味が「擦る」ということでもわかるように、
擦って刺激を与えるものですからニキビにはよくないものです。

スクラブ洗顔のメリット

スクラブ洗顔をすることで剥がれ落ちなくなってしまった古い角質を除去して
肌を綺麗にしてくれます。肌が滑らかになるので化粧乗りもよくなります。
マイルドなスクラブ洗顔料を使って、古い角質だけを適切に落とすことができるのなら
ニキビの出来にくい肌にできることもあります。

スクラブ洗顔をしてはいけない人

スクラブ洗顔をしてはいけないのは、ニキビができている人や敏感肌の人です。
脂性肌で角質が厚くなりがちな人でも週一回程度にしておいたほうがいいでしょう。

スクラブ洗顔をすると、その時は角質が取れて肌がツルツルになり綺麗になった気がします。
確かに剥がれ落ちずに残ってしまった角質は除去したほうがニキビにとっていいこともありますが
それと同時に肌が必要としている角質や皮脂まで落としてしまうことが問題なのです。

角質層の役割

角質層は肌の表面で紫外線やあらゆる刺激から
肌を守るとともに水分の保持もしている大切な存在です。
スクラブ洗顔でこの必要な角質を削ってしまうことで、
肌は無防備になり保湿能力は低下して乾燥しやすくなります。

さらにスクラブのような刺激のあるもので肌を擦ってしまうと
細胞が傷つきダメージははかりしれません。
これを毎日続けていたら角質の再生が追い付かず、
その場は綺麗になっても、いずれ酷いことになっていくでしょう。

角質層が薄くなると身体の機能は肌を潤わせようと皮脂をたくさん分泌してきます。
急ピッチで作られた角質は質が悪いもので水分の保持をする細胞間脂質は減り、
中は乾燥で表面は脂でべとべとのインナードライの出来上がりです。

肌の状態を元に戻すのに時間がかかる

それでも1~2週間で肌を元に戻せるなら、それほど神経質になることもありませんが、
いったん乱れたターンオーバーを戻して健全な角質を再生するようになるには
通常は数か月かかります。
しかも、その正常に戻す過程は肉眼で確認できるようなものではなく、
肌は荒れたままなので正しいことをしているのか常に不安がつきまとうことになります。

こうなってしまうと自力で治すのは厳しく、お金を使って美容皮膚科などの
プロのサポートを受けたほうがよくなってきます。
ニキビができている状態で肌を無防備にしてしまうとニキビが悪化しやすくなり
治ったとしても傷痕が深く残ってしまうことも多くなります。

スクラブ洗顔でニキビ痕は治る?

たまにスクラブ洗顔でニキビ痕が治るという話を聞きますが、
表面的な凹凸は消せることもあっても深いものは厳しいでしょう。
肌表面の角質は再生してきますが、その奥の真皮層までダメージがいっていたら
そう簡単には元に戻りません。深いニキビ痕は治りにくいものです。

若ければ再生力も強いので無茶なケア方法でもカバーできてしまうことも
ありますが、加齢とともに肌が自力で元に戻る力も失われてくるのです。

まとめ

スクラブ洗顔とは、スクラブという意味が「擦る」という意味であるように
細かい粒子の入った洗顔料を使って肌表面の汚れを擦り落とすものです。
擦ったり刺激を与えるので当然ニキビにはよくありません。
角質ケアをするにしても古い角質だけを適切に落とせるのなら効果も
ありますが、肌の健康維持に必要な分まで落としてしまうことも多くなります。
いったん乱れた肌環境は元に戻すのに長期間を要しますので、
深刻な事になってしまうリスクを理解したうえで慎重に使いましょう。