ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)を使ったニキビ治療の効果と副作用

2016年10月29日

ベピオゲルとは?

ベピオゲルは日本では2015年に認可されたばかりのニキビ治療薬です。
成分名を過酸化ベンゾイルといい、海外では以前から標準的な
ニキビ治療薬として用いられています。
プロアクティブなどでも海外版は過酸化ベンゾイルが有効成分として使われていますが
日本向けの製品ではサリチル酸が代用されていたりします。

ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)の特徴は、殺菌作用と角質剥離の効果があることです。
このため、従来のニキビ治療のように炎症を抑える薬と殺菌用の抗生物質の
両方使う必要がなく、抗生物質の耐性菌の問題もなくなり長期の使用が可能になります。

ベピオゲルには強力なニキビ治療効果がある反面、
かなりの確率で皮膚の剥がれや赤み、痒み、刺激感といった症状が現れます。
これは副作用というよりは治療過程での通常の症状ともいえます。

ベピオゲルのニキビへの効果

ベピオゲルはニキビの原因となるアクネ菌やマラセチア菌などの
細菌類を殺菌することで炎症を抑えます。
また、角質を溶解して過角化の解消や毛穴の詰まりを取り除いていきます。
これらの効果により、白ニキビから赤ニキビまで幅広い症状の改善に有効です。
長期的には古い角質を剥がすことによって
肌のターンオーバーの乱れを正常に戻す効果も期待できます。

ディフェリンゲルとの違い

海外ではメジャーでありながら、なかなか日本では認可されなかった
ベピオゲルとディフェリンゲルは比較されることの多い薬です。

ディフェリンゲルもアメリカでは当たり前のようにニキビ治療に使われていた
レチノイド(ビタミンA誘導体)と同じような働きをするレチノイド製剤です。
日本では2008年に認可されニキビ治療では主流となりつつあります。

どちらもニキビに対する効果は強く、ピーリング作用があるため
使い始めてしばらくすると皮膚が剥けたり赤みが出るなどの
副反応が出やすいのが特徴です。
ディフェリンゲルの方がこの反応の出る率は高い一方で
ベピオゲルの方は使い始めてすぐにアレルギー反応を示す人がいるようです。

ディフェリンゲルは角質を溶解して毛穴の細菌や汚れを除去していきますが
直接の殺菌作用や炎症を抑えるといった効果はないため、
抗生物質などを併用するのが普通です。
抗生物質ではダラシンTゲルなどが良く一緒に処方されますが、
耐性菌ができてしまうため長期の使用には向きません。

対して、ベピオゲルは殺菌作用もありますので抗生物質を使う必要が無く
長期の使用が可能という面があります。

どちらが合うかは人によって違うようです。

また、過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)とクリンダマイシン(ダラシンTゲル)を
配合した「デュアック配合ゲル」や
アダパレン(ディフェリンゲル)と過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)を含有する
「エピデュオゲル」という新しいニキビ治療薬もありますので
どれが最初に処方されるかは医療機関によって変わってきそうです。

ベピオゲルの使い方

ベピオゲルを塗った肌は紫外線に弱いため、
基本的に夜だけ1日1回患部に塗ります。
化粧水などと塗る順番は医師の指導に従ってください。
肌が乾燥しやすくなりますので保湿は必須になります。

ベピオゲルの副作用

ベピオゲルを使いだして数日すると、高い確率で皮膚の剥がれや赤み、
痒み、刺激感、粉を吹くといった症状が現れます。
これは副作用というよりは治療過程での通常の症状ともいえます。
顔などで塗る範囲が広いと一時的に酷いことになる人もいるようです。
大抵は1週間ほどで落ち着いてきますが、症状によって塗る間隔や
量を減らすなどして調整します。
ベピオゲルは使ってすぐにアレルギー反応が出る人もいるようです。
赤みがひどかったり腫れてきたりしたら使用を中止して医師に診てもらいましょう。

ベンザックジェル(BenzacGel)

ベンザックジェル(BenzacGel)
ベンザックジェル(BenzacGel)2.5%

ベンザックジェルは、日本国内で承認されているベピオゲルと同一の
有効成分・過酸化ベンゾイルを含有している尋常性ざ瘡(ニキビ)治療薬です。
過酸化ベンゾイル含有量2.5%と5%の2種類があります。
ベンザックジェルに含有されている有効成分・過酸化ベンゾイルは、
強力な酸化作用によりニキビの原因菌であるアクネ菌に対して抗菌効果を発揮します。
また、角質同士の結合をゆるめて、角質を剥離しやすくすることで、
ニキビの原因となる毛穴の詰まりを改善します。

  • 価格 <60g> $22.43

成分

過酸化ベンゾイル 2.5%

効能

尋常性ざ瘡

まとめ

ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)は2015年に認可されたばかりの新しいニキビ治療薬です。
海外では以前からニキビ治療には一般的に使われている薬です。
ニキビに対する効果としては、抗菌、抗炎症、角質剥離作用があり、
抗生物質を併用する必要がありません。
ニキビに対して効果が高い一方で、
かなりの確率で皮剥けや赤みなどの症状が出るのが特徴です。
短期的には軽度なニキビから炎症を起こしたニキビの治療に、
長期的には角質を剥離することでターンオーバーの改善も期待できます。