皮膚科で処方されるヒルドイドのニキビへの3つの効果とは?

2016年11月1日

ヒルドイドとは?

ヒルドイドは皮膚科で処方される薬です。
クリーム、ローション、軟膏の3種類があります。
ニキビの治療ではディフェリンなどのニキビ治療薬の作用による
乾燥を防ぐために用いられることが多くなります。

ヒルドイドの有効成分はヘパリン類似物質です。
ヘパリンとは、もともと血液が固まるのを抑制する作用がある成分ですので
うっ血を改善する作用もあるため打ち身やねん挫などにも使われることがあります。
それ以外でもアトピー性皮膚炎の乾燥ケアや、血行促進効果があるため
手のかさつきやしもやけなどに処方されることもあります。

ジェネリック(同じ成分の後発品)では、ヘパリン類似物質油性クリーム、
ビーソフテンクリーム、ゼスタッククリームなどがあります。

ヒルドイドのニキビへの効果

血行改善

ヒルドイドの効能の一つに血行不良の改善があります。
血行不良は身体の温度を下げ、細胞の代謝を低下させますので
肌が荒れやすくなります。肌に必要な酵素や栄養素が行き渡らなくなり
ニキビの治りも悪くなってきます。

保湿効果

ヒルドイドの優れた保湿作用はピーリング系のニキビ治療薬や
アトピー性皮膚炎のケアに適しています。
ディフェリンなどの一部のニキビ治療薬は水分を保持している角質を
溶解する作用があるため、激しい乾燥を招くことがあります。
そのままにしておくと、さまざまな刺激に対して無防備になり、
肌をガードするため体内から皮脂が分泌されやすくなってきます。
過剰な皮脂はニキビの原因菌であるアクネ菌をさらに増殖させます。
そのため保湿ケアは必須になるのですが、
一般の保湿クリームや乳液は油分を含んだものが多く、
毛穴を詰まらせたり強いクレンジングが必要だったりと
ニキビには悪影響なものが多いのです。
その点、ヒルドイドは副作用も少なく安全性が高いことから
ニキビ治療薬と併用で処方されることが多くなります。
ヒルドイドの優れた保湿効果を知っている人は美容目的で使っている人もいるようです。

傷跡の解消

ヒルドイドの傷跡を消す作用は繊維芽細胞の増殖を抑えるものですので
肥厚性瘢痕や過角化などニキビ跡が盛り上がってしまった時に有効なものです。
ニキビ痕が凹みの時は逆に繊維芽細胞を活性化させなければいけないので
ヒルドイドを塗らないほうがいいことになります。

ヒルドイドの副作用

ヒルドイドには副作用はほとんどありません。
長期の使用による副作用の報告もないとのことです。
顔にも使えますが稀に赤くなる人もいるようです。
かゆみや発疹などの症状が出たら医師に相談してください。
出血しているところへの使用や出血性の血液の病気の人は使用しないでください。

ヒルドイドと同じ成分の市販品

ヒルドイドは医師の処方がないと国内では購入できない薬ですが、
ヒルドイドと同じヘパリン類似物質成分の薬は市販でも販売されています。
それぞれかゆみ止めなど別の成分が含まれていることもありますので
薬局やドラッグストアで薬剤師に相談して購入したほうがいいでしょう。

  • HPクリーム・HPローション(第2類医薬品) ヘパリン類似物質 0.3g
  • アットノンクリーム・アットノンローション(第2類医薬品) ヘパリン類似物質 0.3g
  • ヒフールHPクリーム(第2類医薬品) ヘパリン類似物質 0.3g
  • ヘパソフトクリーム(第2類医薬品) ヘパリン類似物質 0.3g
  • リペアクト(第2類医薬品) ヘパリン類似物質 0.3g
  • テレスHiクリームH(第2類医薬品) ヘパリン類似物質 3mg
  • イハダ ドライキュア乳液(第2類医薬品) ヘパリン類似物質 3mg

ヒルドイドフォルテクリーム(輸入品)

ヒルドイドフォルテクリーム
ヒルドイドフォルテクリーム(HirudoidForteCream)

ヒルドイドフォルテクリームは、ヘパリン類似物質であるムコ多糖体多硫酸エステルの働きにより、
皮膚の乾燥を防いで血行をよくする塗り薬です。
ヘパリン類似物質は、保湿、血行促進、抗炎症といった3つの作用によって
水を閉じ込める力と外的刺激を跳ね返す機能をサポートします。
また、新陳代謝を高めることで肌の再生を促進させる働きも持っています。

  • 価格 <40g> $17.40

成分

ムコ多糖体多硫酸エステル (ヘパリン類似物質) 445mg (100gあたり)

効能

肌への保湿、血行促進及び、抗炎症の治療

まとめ

ヒルドイドはディフェリンなどニキビの治療薬による
乾燥を防ぐための保湿剤として処方されることの多い薬です。
また、血行の改善作用があることから肌の代謝を良くして
ニキビを治りやすくする効果も期待できます。