慢性化して治らない脂漏性皮膚炎に有効な6つのケア

2016年11月5日

脂漏性皮膚炎( 脂漏性湿疹)とは?

ニキビの症状と間違えやすいものに脂漏性皮膚炎という皮膚疾患があります。
成人になってからかかると慢性化したり再発を繰り返すことが多く、
なかなか完治することが難しい疾患です。
一旦沈静化したように見えても
何かをきっかけに再発を繰り返すことが多いようです。

脂漏性皮膚炎の症状

脂漏性皮膚炎の症状の多くは顔や頭にフケのような付着物が見られ、
湿疹や赤みを帯びてくることが多くなります。
かゆみは人によってまちまちで皮膚がボロボロと
剥がれ落ちてくる症状のある人もいます。
また、皮脂が大量に出たり、かさぶたができる、
化粧品などが合わないと症状が悪化するなどの特徴があります。

脂漏性皮膚炎の出来やすい場所

脂漏性皮膚炎は皮脂の分泌の盛んな頭皮、
顔以外にも、脇の下や背中などにもできることがあります。

脂漏性皮膚炎の原因

脂漏性皮膚炎の原因は現在の医療でははっきりとは解明されていません。
直接的な原因はマラセチア菌というカビの一種が原因であるとされ、
それ以外はニキビと同じようにストレスやホルモンバランスの乱れ、
生活習慣の乱れなどが影響していると考えられています。

脂漏性皮膚炎の治療方法

脂漏性皮膚炎の治療にはマラセチア菌の殺菌効果のある
抗真菌薬やステロイドなどが用いられます。
また、一緒にビタミン剤の内服やかゆみを抑えるための薬が
処方されることもあります。

抗真菌薬

真菌薬はマラセチア菌のような真菌カビを殺菌する作用のある薬です。
よく使われるのはニゾラールクリームなどで
頭皮の場合はローションタイプが用いられます。

ステロイド

ステロイドは皮膚の炎症を抑えるために用いられます。
ステロイドの塗り薬は即効性がありますが副作用がありますので
長期の使用には向きません。
よく処方されるのはリンデロンやロコイド軟膏などになります。

ビタミン剤

ビタミンB群は皮膚や髪の毛など細胞の再生に関わる栄養素です。
また、皮脂の分泌抑制作用などがあります。
ビタミンB群が不足することで肌のターンオーバーにも影響を与えます。

脂漏性皮膚炎のケア

栄養素

ビタミン B群を多く含む食べ物を摂取します。
皮膚の炎症が強い時は食べ物の摂取量では追いつかないことも
あるためビタミン剤などて補給します。

洗顔

脂漏性皮膚炎の原因のマラセチア菌は皮脂を栄養源としています。
皮脂の過剰分泌の原因は角質が薄くなることにより体が肌表面の水分や
ガード力を高めようとすることによるものです。
角質の損傷は主に洗顔に使われる合成界面活性剤の強力な洗浄力や
タンパク質を変質してしまう性質によるものです。
このため洗顔料はなるべく界面活性剤が入ってないものや脱脂力の弱いものを
使ったり純石鹸を使用するのがいいでしょう。
それでも刺激がある場合は石鹸や洗顔料の使用を控えて
ぬるま湯だけで洗顔するようにしましょう。

シャンプー

脂漏性皮膚炎のできている頭皮にによく使われるシャンプーは
「コラージュフルフル」という薬用シャンプーです。
また、無添加石鹸など純石鹸での洗髪も効果的です。

水質

症状によっては水質が良くない刺激を与えていることもあります。
塩素除去効果のあるシャワーヘッドなどを使うことで
症状が改善されることもあるようです。

保湿

保湿剤は皮膚の乾燥を防いで皮脂の過剰分泌を抑える目的で使用します。
一般的にオイルを使った保湿剤はマラセチア菌が餌にしてしまうためNGです。
特にオリーブオイルや椿油は皮脂と同じ成分のオレイン酸を多く含むため、
マラセチア菌を増加させることになります。
オイルを使う場合はスクワランやホホバオイルのようなものにしましょう 。
皮剥けが酷い状態の場合は細胞間脂質レベルで肌が損傷している可能性が高く
肌表面の保湿だけでは不足になりますのでセラミドなどを含む保湿剤を用いるのが良いでしょう。

ビオチン療法

なかなか脂漏性皮膚炎が治らないという人は
ビオチン療法を試すのもいいかもしれません。
ビオチンとはビタミンB群の一種でミヤリサンという成分と一緒に摂ることで
腸内環境を改善し、脂漏性皮膚炎ができにくい体質に改善していく効果があります。
ただし効果が現れるのに数ヶ月という日数を要するため根気も必要になってきます。

まとめ

脂漏性皮膚炎はニキビと間違えやすい症状の皮膚疾患です。
ニキビの原因はアクネ菌ですが脂漏性皮膚炎は
マラセチア菌と言うカビの一種になります。
ニキビと違って頭からフケのようなものが出たり
皮が剥がれ落ちたりするなどの症状があります。
成人になってから出来ると慢性化したり再発を繰り返す
ことが多くなかなか完治することが難しくなります。