馬油でニキビが治る人と増える人の違いはどこにあるの?

2016年11月11日

馬油(ばーゆ)とは?

馬油は5世紀頃の中国を起源とする万能薬です。
日本には奈良時代に伝わったとされる説が有力で、
明治以降に一般的に使われるようになりました。
馬油は食用以外の使用しない部分から油を抽出して
余計な不純物をろ過して取り除くことで作られます。
武士の時代に使われていたガマの油の正体は馬油だったという説もあります。

馬油の効能

馬油の万能薬としてのおもな効能は、
火傷、腰痛、湿疹、花粉症、水虫、シミ、筋肉疲労、蓄膿症など
様々な作用があるとされ民間薬として重宝されていました。

馬油がスキンケアに好んで用いられる理由は馬油に含まれる
脂肪酸の構成比が人の物とよく似ているためです。
人の皮膚の組成と似ているため、他の動物油や植物油に比べて
肌の浸透力が高いのが特徴です。
皮膚に対する効能としては
抗菌作用や抗炎症作用、保湿効果、血行促進作用などが挙げられます。

馬油のニキビへの影響

馬油には、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸などの
不飽和脂肪酸が多く含まれるため、使う人の肌質によって効果が分かれてきます。

これらの成分は皮脂に含まれる成分であり、肌になじみやすいという一方で、
ニキビの原因菌であるアクネ菌の大好物でもあります。
皮脂膜を形成するオイルとしては保湿力を高めバリア機能を作りと理想的ですが、
過剰になるとアクネ菌の増殖や毛穴の開きを誘発することがあります。
馬油の持つ殺菌作用は肌の浅い部分に限られ、 肌の奥まで潜り込むアクネ菌や
マラセチア菌には効果が薄いという説もあります。

一方で、馬油の持つ殺菌効果や血行促進作用や、新陳代謝の活性化が
優位に働くとニキビやニキビ跡の解消に効果を発揮することも考えられます。

実際に馬油を使ってニキビが治ったり増えたりする人が分かれるのは、
これらの原因によるものでこればかりは試してみないと分からないことです。
また馬油には様々な製品が販売されており、ソンバーユのような馬油100%の製品は
品質は高いのですが酸化を抑える成分をあえて混ぜていません。
他の馬油製品には酸化を抑えるため、ビタミンEを配合したり、
別の植物油とブレンドしたりしているものもあります。
これらの含有成分によっても効果が違ってきます。
初めて使う場合は目立たない場所でパッチテストを行なったり
少量で使うことをお勧めします。

馬油の使い方

美容オイルとして使う

美容オイルとして使う場合は洗顔後や入浴後に
少量を手に取ってから顔にまんべんなく馴染ませていきます。
馬油は基本的に化粧水をつける前に使用します。

クレンジング剤としての使用

馬油は皮脂膜と近い成分であることから脂汚れを浮かせる
クレンジング剤としても適しています。
肌に余計な刺激を与えることがなく、
残留しても皮脂と同じ成分ですので害がありません。

馬油は前述したとおり純粋なものほど酸化しやすくなりますので
密封保存してなるべく早く使い切る必要があります。
また、日中使う場合は酸化防止成分を含む製品か、酸化しにくい植物油と
ブレンドして利用したほうがいいでしょう。

まとめ

馬油は古くから様々な効能があるとされ万能薬として重宝されてきた動物油です。
含有成分が皮脂膜の成分と似通っているためスキンケアにも好んで用いられます。
馬油は肌への浸透力に優れ抗炎症作用や殺菌作用があるため
ニキビの改善にも効果的に働くことがあります。
その一方で馬油に含まれる不和脂肪酸がアクネ菌の好物でもあるため
人によってはニキビが増えてしまうこともあります。
一般的に乾燥している人ほど馬油があい、逆にオイリー肌の人には
皮脂の成分が過剰になってしまいあまり適さない傾向があります。