リノール酸の摂りすぎによる健康被害とニキビへの影響

2016年11月18日

リノール酸とは?

リノール酸は必須脂肪酸である栄養素の一つで、
ベニバナ油やコーン油などの植物油に多く含まれています。
リノール酸は体内で作ることができないため、
食事で摂取することが必要ですが、
現在の日本では過剰にとりすぎているという指摘もされています。

リノール酸の効能

リノール酸は体内では角質細胞間脂質である
セラミドに欠かせない成分です。
リノール酸には保湿効果や炎症を抑える作用があり、
肌のバリア機能を高める働きがあります。
美白成分としても厚生労働省から認定されていて
化粧品などにも含まれていることがあります。

リノール酸の過剰摂取による弊害

リノール酸を摂り過ぎることで体内でリノール酸から変換された
アラキドン酸が作り出す物質が湿疹や炎症、アレルギーの原因になるとされます。
また、リノール酸は体内でγリノレン酸に変換ますが、
その際にビタミン6・亜鉛・マグネシウムといった栄養素が消費されてしまい
ミネラル不足になり肌荒れやニキビの原因になることも考えられます。
他にもリノール酸の過剰摂取は善玉コレステロールを減少してしまい
血流の悪化を招き肌トラブルをはじめ様々な健康被害引き起こすことがあります。

リノール酸とαリノレン酸

必須脂肪酸にはリノール酸とαリノレン酸があり、
リノール酸はオメガ6に、αリノレン酸はオメガ3に
分類される不飽和脂肪酸です。

これらの必須脂肪酸はバランスよく摂ることが大事ですが、
現状はリノール酸が多すぎてαリノレン酸不足の傾向があり、
そのことがアトピーなどの原因になっているとも言われています。

オメガ3(リノール酸など)とオメガ6(αリノレイン酸など)の
理想的な比率は 1:4くらいとされていますが
実際の摂取量は逆転してしまっているようです。

リノール酸やαリノレン酸は食事から
摂取しなければならないことは一緒ですが、
リノール酸を含む食材は植物油を始め、
パンやお菓子、卵、コーヒー、マーガリンなど
食卓に溢れているのに対し、
αリノレン酸を含む食品は少なく
意識して摂取するようにしなければなりません。

リノール酸を全くなくすことは良くありませんが、
リノール酸の量をいくらか減らして
逆にαリノレン酸を増やすようにすることで
健康被害のリスクを減らすことができます。

食生活による改善

まずは、リノール酸が多い調理油を変えることです。
リノール酸を多く含む油は、
ベニバナ油(サフラワー油)、ひまわり油、 大豆油、 コーン油などです。

リノール酸の代わりにαリノレン酸を多く含んでいるのがアマニ油やシソ油です。
熱に弱いことや酸化しやすいため早く使いきらなければならないこと、
高価なのがネックです。

リノール酸の代わりにオレイン酸を多く含むオリーブ油やキャノーラ油は
熱にも強く手頃ですが、摂りすぎるとニキビの原因になることもありますので
注意が必要です。
食品では動物系の油が多い乳製品や肉類を減らして、
海藻や野菜などを増やすことでバランスが良くなってきます。

まとめ

リノール酸とは必須脂肪酸のひとつで
ベニバナ油などの植物油に多く含まれています。
リノール酸は厚生労働省から美白成分として認められていたり、
セラミドの成分であることから
積極的に摂取するように言われることもありますが、
実際は日本人のほとんどが過剰にとりすぎているとされています。
リノール酸の過剰摂取による健康弊害を減らすには、
リノール酸の摂取量を減らしてαリノレン酸の摂取量を増やすことです。