ニキビ跡の赤みによく似た酒さ(しゅさ)の治療方法

2016年11月23日

ニキビ跡の赤みや湿疹に似た症状の
一つに「酒さ」と呼ばれる皮膚疾患があります。
慢性化しやすく治療が困難とされる酒さとはどんな病気なのでしょうか?

酒さ(しゅさ)とは?

酒さとは、酒を飲んだ時のような
赤ら顔になる慢性的な皮膚疾患です。
症状としては鼻や頬に赤みが広がり、
発疹のような症状が出ることもあります。

酒さの原因はまだはっきりとわかっていませんが、
赤くなるのは毛細血管が広がるためと言われています。
一般的に敏感肌や乾燥肌のような皮膚が薄くて
毛細血管が出やすい人がなりやすいとされています。

酒さと特定するのも難しい

酒さは他の皮膚疾患と間違えやすい病変の一つです。

よく間違えやすい症状としては、
ニキビ跡の赤み、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、
湿疹、かぶれなどがあり、
これらの皮膚炎などと併発して起こっていることもあり、
行く病院によって違う診断が下されることもあるようです。
医師によっては酒さが他の皮膚炎を誘発しているとの意見もあります。

このようにまず何の病気か特定するのが難しいことも
治療が厄介な一因になっています。

酒さを悪化させる要因

酒さは紫外線やアルコール、カフェイン、ストレス、
極端な温度差、化粧品の刺激などで悪化するとされています。
UVケアはきちんとし化粧品の刺激の少ないもの使うようにしましょう。

酒さの治療

酒さは一回発症してしまうと非常に治療が困難な病気で
慢性化することも多くなってきます。
毛細血管が発達してしまうと改善する治療法がないこともあります。

赤ら顔の改善でよく使われるのは、
ビタミンk 配合のクリームやコエンザイムQ10配合のクリームなどで、
内服では漢方の十味敗毒湯などが効果的なようです。

皮膚科の治療ではテトラサイクリン系の抗生物質や
メトロニダゾールの内服が処方されることが多いようです。
また慢性化してしまって長期間治らないような場合は
レーザーで治療することもあります。

酒さ様皮膚炎

酒とよく似た症状の酒さ様皮膚炎と呼ばれている
皮膚炎がありますが、これらは別の疾患です。
酒さ様皮膚炎はステロイド酒さとも言われ、
別の皮膚疾患の治療でステロイドを長期間使うことで
発症するものです。
酒さ様皮膚炎の場合はステロイドの使用を
中止することで治るケースもあります。

まとめ

酒さとはニキビ跡の赤みや湿疹に似た症状の一つで
顔が赤くなる皮膚疾患です。
いったん発症してしまうと慢性化しやすく
治療が非常に困難とされています。
他の皮膚疾患と併発していたりすることもあるため、
病院でも違う症状として診断されることも多いようです。
皮膚科ではテトラサイクリン系の抗生物質や
メトロニダゾールの内服が処方されることが多く、
慢性化した時はレーザー治療が効果的なようです。