ニキビが増えることもある椿油(ツバキ油)を使ったスキンケア

2016年11月25日

椿油は椿の種子から採取することができる植物油で
国内では万葉集の時代から使われてきた歴史があります。
主に日本で使われているのはヤブツバキから取れる油で、
海外産のものも含めるとカメリアオイルという呼び方もされるようになります。

有名な大島椿もヤブツバキの一種ですが、
名前に大島椿が使われていても純国産とは限りません。
国産は成分表示に「 椿油 」と記載されていることが多く
「 カメリア種子油 」 という記載になっているものは
海外産のものが多いようです。
このように椿油と言っても様々な種類がありますので、
成分や効能にも違いが出てくることがあります。

椿油の使い心地としてはサラサラしていて髪や肌に馴染みやすく、
ものによって独特の匂いがします。

椿油の効果

椿油と言うと一般的に髪の毛というイメージがありますが、
スキンケアとしても優秀な美容オイルとして使うことができます。
ただし、椿油はオレイン酸を多く含みますので
肌質によってはニキビができやすくなることもあります。

オレイン酸

オレイン酸はもともと人の皮脂に含まれている
不飽和脂肪酸のひとつです。
そのため肌に馴染みやすいうえに酸化しにくく
水分が蒸発しにくいという特徴があります。
椿油はこのオレイン酸が85%と主な成分を占めています。
水分が蒸発しにくいため保湿力が長続きして肌を乾燥から防ぎます。

サポニン

オレイン酸のもう一つの大きな特徴は
サポニンという成分を含んでいることで、
サポニンには殺菌効果があるとされています。
椿油の殺菌効果は古くから知られていて
害虫駆除やダニ退治にも使われていたと言われます。
このサポニンがニキビの原因菌や雑菌を退治する効果があるのです。

またサポニンには抗酸化作用もあるとされていて、
紫外線などに強く椿油が酸化しにくい一因となっています。
酸化しにくいということは他の天然オイルに比べて
日中でも使用できるということです。

抗酸化作用とは肌細胞に様々な悪影響を及ぼす
活性酸素を無害にする働きです。
抗酸化作用が強いことで肌の老化を防ぎ
ニキビが改善しやすい肌環境を整えてくれます。

椿油のニキビへの影響

前述したように椿油は肌質によって
ニキビへの効果が大きく分かれてきます。

皮脂膜は肌の表面で保湿をしたり
あらゆる刺激から肌を守る働きがあります。
椿油は皮脂に近い成分であるオレイン酸を多く含むため、
乾燥しやすい人には最適なスキンケアになる一方で、
皮脂が不足してない人にとっては
ニキビの原因菌であるアクネ菌のエサを増やしてしまうことになります。

このバランスが微妙で使ってみないと分からないことが多く、
人によってニキビができやすくなったり、
サポニンの殺菌効果や抗酸化作用などで
ニキビがよくなる人もいるのです。

椿油の肌への使い方

スキンケア

椿油は刺激が少なく肌に馴染みやすいので
問題がない人にとっては優秀な美容オイルとして使うことができます。
化粧水をつけた後で数滴を手にとって肌に馴染ませていきましょう。
乳液やクリームの代わりに保湿ケアをしてくれます。

椿油を使ったクレンジング

椿油はスキンケアやボディケアだけでなく
クレンジングにも利用できます。
皮脂に近い油なので化粧に混ぜてなじませれば
汚れを浮かしてメイクを落としたり角栓ケアにも使えます。
入浴して毛穴が開いた状態で使うのが効果的です。

椿油の保存

椿油は酸化に強いため、
他の天然オイルのように急いで使い切る必要はなく
保存状態によっては1年ぐらいはもつとことも多いようです。
臭いが変わっていたりしたら酸化している
可能性もあるので使用はやめましょう。
酸化しにくいとはいえ、添加されている成分や
品質によっても劣化する時間は変わってきます。

まとめ

椿油は皮脂に近い成分であるオレイン酸を多く含むオイルです。
もともと人の肌に存在している成分なので肌に馴染みやすく
乾燥しやすい人にとっては優れた保湿剤としても使用できます。

その一方でオレイン酸は
ニキビの原因菌であるアクネ菌の栄養源にもなりますので
ニキビを増やしたり悪化させる原因になることもあります。

椿油はたくさんの種類があり
海外産の油が含まれていることも多く
製品によって効果にばらつきが出てきます。