慢性的な炎症ニキビ対策に荊芥連翹湯で体質改善

2016年11月29日

荊芥連翹湯とは?

荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)は
慢性鼻炎や蓄膿症、ニキビなどによく使われる漢方薬です。

漢方薬は天然の草木から採取した
複数の生薬の組み合わせで調剤します。
生薬にはそれぞれ様々な効果があり
荊芥連翹湯は熱を冷ますもの、
病因を発散させるもの、
毒を排出するものなどが配合されています。

荊芥連翹湯は17種類の生薬を配合したもので
主な作用である生薬の荊芥と連翹から名前が付けられています。
もとは8種類の生薬からなる温清飲という漢方薬で、
温清飲に9種類の生薬を足したものが荊芥連翹湯です。

荊芥連翹湯が向いてる人

荊芥連翹湯の服用が向いてる人は
肝臓の解毒作用が弱い人や
熱証( 熱感・ほてり・炎症・充血・のぼせ)の人で
熱を冷やす効果があるため冷え性の人にはあまり良くないとされます。

漢方には病気の症状以外にも
使う人の体質(証)を見て用いる薬を決めますが、
この薬は虚証から中間証、
体力のやや弱い人から中くらいの人に用いる薬とされています。

荊芥連翹湯の効果

荊芥連翹湯は体の熱を冷ましたり
炎症や腫れを鎮める効果、 病因の発散、解毒作用、
血液の循環を良くする作用などがあります。

具体的に処方される症状としては
炎症を伴うニキビや慢性鼻炎、蓄膿症、慢性扁桃炎のほか、
花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患に使われることもあります。

荊芥連翹湯のニキビへの効果

荊芥連翹湯のニキビへの効果は炎症を抑え、
血流の改善作用などによってニキビのできにくい体質を整えていくことです。
荊芥連翹湯は炎症が慢性化しているようなニキビの改善に適しています。
ある程度の体力があり冷え性でない人、
オイリー肌の思春期ニキビなどにもあっています。
漢方は効果が出るのに時間がかかりますので
長期的なニキビで悩んでいる人などの体質改善に用いるのがいいでしょう。

荊芥連翹湯の成分と効能

  • 荊芥(ケイガイ) : 解表、利咽、消腫、止血 (風邪、発熱、咽頭痛、腫れ物)
  • 連翹(レンギョウ) : 清熱、解毒、消腫 (熱性疾患、化膿性皮膚病)
  • 黄芩(オウゴン) : 消炎、清熱 (炎症、熱性疾患、下痢、腹痛)
  • 黄柏(オウバク) : 消炎、健胃、清熱、解毒(下痢、腹痛、黄疸、湿疹、腫れ物)
  • 黄連(オウレン) : 消炎、健胃、鎮静(食欲不振、腹痛、下痢、意識障害、不眠、鼻血)
  • 桔梗(キキョウ) : 止咳、去痰、排膿 (咳、痰、咽喉の痛み)
  • 枳実(キジツ) : 理気、健胃、通便、化痰(腹痛、胸腹部のつかえ、膨満感、便秘)
  • 柴胡(サイコ) : 解熱、鎮静、解毒 (肝臓疾患)
  • 山梔子(サンシシ) : 清熱、除煩、消炎(熱症状、のぼせ、イライラ感、不眠)
  • 地黄(ジオウ) : 止血、滋陰、補血、強壮 (下血、月経不順、虚弱)
  • 芍薬(シャクヤク) : 補血、止痛(血虚、腹痛、筋肉痛、痙攣痛)
  • 川芎(センキュウ) : 活血、止痛 (貧血、月経不順、月経痛、冷え性、頭痛、筋肉痛)
  • 当帰(トウキ) : 補血、活血、止痛(貧血、月経不順、月経痛、腹痛)
  • 薄荷(ハッカ) : 解表、透疹(感冒、頭痛、咽頭痛、皮膚掻痒症)
  • 白芷(ビャクシ) : 解表、止痛、止帯、排膿(頭痛、鼻炎、腹痛、下痢、帯下、湿疹)
  • 防風(ボウフウ) : 解表、発汗、解熱、鎮痛 (風邪、皮膚疾患、関節痛、神経痛、頭痛)
  • 甘草(カンゾウ) : 健胃、鎮痛、鎮痙、去痰、毒性緩和 (腹痛、下痢、動悸、腫れ物)

荊芥連翹湯の副作用

荊芥連翹湯は体力の弱い人、冷え性の人、
胃が弱い人には向いていません。

荊芥連翹湯にはそれほど重い副作用が出ることはありませんが
胃の不快感、食欲不振、吐き気、下痢、発疹、赤み、痒み
などが続くようなら服用を中止してください。

また漢方薬は含まれている生薬によっても合う合わないが出てくることもあります。
おかしな症状が出るようなら薬を変えるか病院や薬剤師などに相談してください。
一番いいのは漢方薬局で詳しい症状に合わせて生薬を調剤してもらうことです。

甘草の飲み合わせ

荊芥連翹湯に含まれる甘草は摂りすぎると偽アルドステロン症や
低カリウム血症を引き起こすことがあります。
甘草含有製剤、グリチルリチンの内服と併用する場合は注意が必要です。
1日の上限値はグリチルリチン300mg(甘草7.5g)とされています。

好転反応

漢方には稀に服用を始めてしばらくすると
症状を悪化させるような好転反応が出ることがあります。
好転反応なのか薬の悪影響による副作用なのか
区別がつかないこともよくありますので
症状がひどい場合は一時的に服用中止して様子を見ましょう。

荊芥連翹湯の入手方法

荊芥連翹湯は病院で処方してもらうか
一般医薬品を市販で購入することもできます。
市販品はいろいろなメーカーから販売されています。
病院でも初めからパックされているエキス剤が多くなりますが、
中には症状に合わせて調剤してくれるところもあります。
保険が適用されれば市販で購入するよりも安くなることがあります。

まとめ

荊芥連翹湯はニキビによく使われる漢方薬で
市販でも売られてますし病院で処方されることもあります。
荊芥連翹湯には炎症や腫れを鎮める効果、 病因の発散、
解毒作用、血液の循環を良くする作用などがあり
炎症を伴う慢性的なニキビに適しています。