ノンコメドジェニックなどニキビに使う化粧品を選ぶ基準のポイント

2016年12月2日

化粧品などには「ノンコメドジェニック」を始めとして様々な記載があります。
製品を選ぶ際に便利ですが表示があるからといって
すべての人に有効であるわけではありませんので注意が必要です。

ノンコメドジェニックとは?

コメドとは炎症を起こしていない初期の段階のニキビの事を言います。
「ノンコメドジェニック」とは
ニキビができにくい成分で作られているという表示です。
化粧品と洗顔料や日焼け止めなどにも使われています。
「ノンコメドジェニック処方」と表記されることもあります。

ニキビになりにくいというだけで
よく見ると
「すべての人にニキビができないというわけではありません」
といった注意書きが書いてあることも多くあります。

このようにニキビのできにくいと言う意味で
・ニキビができない
・ニキビが治る
といった意味ではありません。

また油分を含まないといった意味でもありませんので、
多くのニキビが毛穴の詰まりなどによって発生することから
油などの成分によってもニキビができてしまうこともあります。
油分を含まない製品には「ノンコメドジェニック」とは別に
「オイルフリー」と表記されてることが多くなります。

ノンコメドジェニック テスト済み

「ノンコメドジェニックテスト済み」という表示があるものは、
臨床試験などを行ってニキビができないことを確認したものを言います。

これらの表示には法的な規制があるわけではないので
化粧品メーカーによって基準が任されています。
あまりどういったテストをしてるが公開されていることは多くありません。

資生堂では次のように臨終試験をされています。

コメドジェニックテスト
ヒト皮膚上において、ニキビの元となるコメド形成を評価するために行います。
原料や製品などの被験物質をヒト背部に4週間で計12回連続閉塞貼布した後、5週間目に剥離剤を塗ったスライドグラスで角層を剥離後、その角層の状況を顕微鏡で観察し、ニキビの元であるコメドができているかを確認します。
※本テストで陰性を確認した製品には、「ノンコメドジェニックテスト済み」「ニキビのもとになりにくい処方」と表記されます。
引用元: http://www.shiseidogroup.jp/rd/safety/humantest.html

またヘルスケア製品のテストなどを行う機関である
SOUKEN(総合健康開発研究所)では次のようなテストを行っているようです。

ニキビが出来にくい「ノンコメド処方」であるかを判定する試験です。
  • 被験者 被験者基準を満たす日本人男
  • 被験者数 6名
  • 試験期間 約4週間
  • 判定基準 最終観察日に貼付部位をバイオプシー判定
  • 表示可能項目 ノンコメドジェニックテスト済
ニキビは、毛穴(毛包)がホルモンと細菌と皮脂の相互作用によって炎症を起こすことで出来ます。
したがって、皮脂が多く分泌される部位に出来やすくなります。
ニキビは、皮脂を分泌する毛穴が詰まるところから始まり、詰まった毛穴の中に乾いた皮脂や角質がたまります。
このたまった状態をコメドといい、目に見えない小さな塊をマイクロコメド、毛穴が開いて中身が見えている状態を黒ニキビ、 毛穴が閉じている状態を白ニキビと呼びます。
化粧品の使用はにきびを悪化させたりコメドを出来やすくする可能性もあると言われています。 化粧品原料中に含まれる油分の全てがコメドを誘発するとは限りませんが、 ある試験によってその製品がコメドを誘発しにくいという証明をすることが出来ます。
それが、ノンコメドジェニックテストです。
ノンコメドジェニックテストは、比較的皮脂腺の多いヒトの背中を利用して試験サンプルを複数回繰り返し塗布し、 最終的に組織学的な検査を行いコメドが形成されているかどうかを確認する試験です。
引用元: http://www.souken-lab.co.jp/anzensei/comedo.html

化粧品を選ぶ基準になる表示

ノンコメドジェニック以外にも化粧品には次のような表示があります。
それぞれ内容の基準や表示しなければいけないといった
法的な規定はありませんので、
メーカーによる判断で表示されていることになります。

低刺激、無添加、無香料、合成着色料不使用など

オイルフリー

ニキビの原因のひとつに化粧品に含まれる
油分による毛穴の詰まりがあります。
油分を含まないことをオイルフリーと言ってニキビのできやすい人や
ニキビが出来ている時の化粧品を選ぶ基準の一つになります。

アルコールフリー

アルコールは人によって刺激になったり
肌に合わず荒れることがあることから
表示されていることがあります。
化粧品でアルコールと記載する場合、
エタノール(エチルアルコール)のことを指すことが多くなります。
エタノール以外のアルコール成分が入っていても
アルコールフリーと表示されることもあります。

パラベンフリー

パラベンは化粧品によく使われる抗菌効果の高い防腐剤です。
稀にアレルギーを起こす人がいたため後述する表示指定成分に
含まれていたことから敬遠されることがあります。

紫外線吸収剤フリー

日焼け止めの成分には、
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があり
吸収するタイプは人によって肌に負担がかかることがあります。

旧表示指定成分

「表示指定成分」とは、皮膚への障害を起こす可能性のある
成分を旧厚生省が表示を義務付けていたものを言います。
何十年も前の指定ですので現在の成分にはあっていないこともあります。
この表示指定成分を含んでいない製品を「無添加」とすることがあります。
「表示指定成分」は102種類 の成分がありますが、
「無添加」とされていても他の有害な石油合成成分などが
含まれていることもあり安全という意味ではありません。

現在では化粧品には全成分の表示が義務付けられていますので、
どんな成分かを調べて判断するのが間違いありません。

まとめ

化粧品には「ノンコメドジェニック」を始めとして様々な記載があります。
これらは製品を選ぶ基準になり便利ではありますが、
内容に関する法律の規定があるわけではなく
メーカーの判断によって記載されているものです。
記載されているからニキビにならないといったことや
有害であるとは限りませんので成分を見て判断することが大切になります。